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そろばんブームがやってくる?!

 「算盤王」 最近、我が家で人気の本です。「マンガ→アニメ→ブーム」この公式をたどってヒットしたものとして、「ヒカルの碁」(囲碁ブーム)「焼きたて!!ジャぱん」(パン屋さんになりたい)がありますが、次にくるのはもしかして…そろばんかも。

 作者の長谷川光太氏は、中央大学法学部を卒業後、会社勤務を経て、日本を放浪。この作品が児童文学作家としてのデビュー作だそうです。どんな人なんでしょうね。

 絵を担当しているのは、佐竹美保さん。かわいいクロネコがでてくる「ブンダバー」、ハリーポッターにつづくファンタジーの「ローワン」シリーズ、そして「魔女の宅急便」など、とても人気のある方ですね。目の表情が独特ですね。今回紹介する「算盤王」でも、ちょっととぼけたような雰囲気を保っていますが、表紙にちょっとビックリ!主人公マサヒロがかなりカッコイイ姿で書かれています。(右手にそろばんを持って、キッとこっちを見つめています)

 マサヒロがひっこしてきた町には、「流派」のちがう算盤塾が18も。「算盤王」をめざして日夜厳しい練習に励むちょっとかわった人たちとマサヒロの物語…。なんせ、それぞれの算盤塾があまりにも個性的で、とても楽しいです。和服・侍ことばが必須の「八雲流」。指使いを科学的に分析するアカデミックな「今宮流」。マサヒロの入ったのは、読み上げ算のスピードが超人的な「亀の尾流」。伝説の算盤をひょんなことから譲り受けたために、マサヒロは大会に出場する羽目に。そしてマサヒロは数々の試練に打ち勝ち、算盤王への道をのぼっていくのであ~る。 

 なんせ、うちの子どもたちが読みふけっているので、なかなか私にまわってきません。学校へ行っている間に読んでやろうと思っていたのに、朝読書用に持っていってしまいました。早く続きを読ませてください~。

 この本がブレイクしてアニメになれば、きっとそろばんブームがやってくる。そうすれば、基礎学力がアップして、再来年あたりのOECDの学習到達度調査では、日本の順位が盛り返すのでは…?!文科省のみなさん、「算盤王」をどうぞよろしく!

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コメント

本格的ブログの登場で、うれしいです。
また、本選びの参考にさせてもらいます!!(無断で失礼)
前に教えてもらった「パパはジョニー・・」を借りて読みました。
やはり最後は涙。涙。でした。
でも、やはり、クラスの中には家庭の事情が複雑な子もいるので
どうも・・・と先生にはいわれました。
中学というのは、子供たちの自我もある程度出来上がっているので、とても難しいです。小さな子のように無条件で笑ったり
泣いたりはできないのかも。。
そして読み聞かせ仲間も、こちらは増えないのです。。
声をかけるんだけど、「小学生ならいいけど、中学じゃぁ・・」
と、やはり、みな敬遠しますねぇ。
近借りた絵本「ケチルさんのぼうけん」
「ひとのいいネコ」「おおかみのごちそう」「絵本パパラギ」
本では野坂昭如の戦争童話集2「凧になったお母さん」
戦争童話は中学生にはいいなぁって思うんだけど、
お昼には内容が、重すぎるかなぁ。。。
長々とお邪魔してすみませんでした。

投稿: meimei | 2005年6月26日 (日) 02:28

meimeiさん。「ハリーズ・ブックファイル」へようこそおいでくださいました。

 集団向けに読みきかせをするのって、制約が多いですよね。絵本って、そもそも個人的に(母と子とかね)読むものだから、あんなふうな(よく講習会で教わるじゃないですか)持ち方をするように出来ていませんよねぇ。絵だって「遠目」が利くものでないといけないし…。選書の時、「集団向けであるか」「内容はよいものか」の2点をクリアしなきゃなんない。まして、中学生ともなると…。
 こうやって情報交換する場があるっていいですね。これからもよろしくお願いします。

「キャラメルの木」(上條さなえ・講談社)は、戦争物としてはけっこう良いと思いました。読んでみてくださいね。

投稿: harry | 2005年6月26日 (日) 05:48

女房から聞いたところによると、いま、学校の授業では「そろばん」やらないんだって。
小学校のこと、もっとのぞきに行きたいんだがいま、どうなってるんだか。図書室に普段誰もいないから怖くて行きたくない。ってこどもが言ってたりするって話を聞いたりもする。
昼間の図書室怖くして、どうすんねん。
そろばん、も、伝承すべき「玩具?」のひとつだと思うんだけどなあ。ただ、生き残るためにエンターテイメント性がなくてはいけないのも確か。現実的なそろばんの技があれば・・・。

投稿: mikapapa | 2005年7月 2日 (土) 02:38

mikapapaさん、ようこそ。
「算盤王」の主人公マサヒロの登場シーン、なんと2丁のそろばんを足にはいて、坂道を滑り降りてきます。私もその昔やりました。今、うちの子の通う学校では、そろばんを授業の中で2時間とっているみたいです。「こんな道具もあるんやで」程度ですね。
 
 昼間の図書室がこわい…そりゃ、学校の怠慢だわ。あかん、トップの意識がどっかおかしい。山崎慶子氏の「司書教諭のあなたに期待する」(全国学校図書館協議会)の本でも読んでもらって、意識改革せなあきませんと思います。(私、大阪の豊中生まれなんです。mikapapaさんって関西の人?)

投稿: harry | 2005年7月 4日 (月) 06:06

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