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書店

 みなさん、本屋さんにはよく行きますか?

 統計によると、書店のロケーションにもよりますが、「入店客」対「購入客」の比率は3:1だそうです。「あの本が欲しい」と本屋さんに直行する人よりも、ふらっと入って立ち読み。気に入った本があれば買うという人、けっこう多いのではないかしら。

 書店は「本を買いたい!」と思わせるよう、レイアウト・POP等による作戦を練っていることをご存じですか?陳列の方法一つ取っても、書店側の罠が隠れているんです。(書店関係者の方、気を悪くしないでね。)読書アドバイザーの研修の中で、実際に書店の見取り図を書き、ロケーションや来店する人の層などを考慮に入れ、その上で考えられる問題点やら改善点を述べなくてはならないというレポートがありました。これには、とても苦労しました。しかし、このおかげで、本屋さんに入ることが格段におもしろくなったのは確かです。

 最近、書店の人による「手書きPOP」が増えましたね。POPが大成功を生んだ有名な本は「セカチュー」。初版8000部だったにもかかわらず、書店員さんの口コミで販売数を伸ばし、321万部のメガヒットへとつながりました。それに大いに刺激され、書店員の有志のみなさんは、「本屋大賞」というステージを作ってしまいました。

2005年の「本屋大賞」についてのインフォメーションはこちらhttp://www.hontai.jp/

 手書きPOPは、書店員の人が実際にその本を読んでつけた「お勧め文」だけに、説得力と温かみを感じます。「へぇ~」とつい手に取っていませんか?おもしろそうだなとレジに持って行きませんか? ほら、まんまと罠にはまってしまった!

 こんな罠なら、はめられてもいいなぁ。

 

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投稿: 読書人 | 2005年7月 9日 (土) 19:20

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