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カエルの子は…

私:「この本ねぇ、おもしろんだぁ。主人公がさぁ…(略)…。で、すっごい事になっちゃってね」  息子:「それで、それで?」  私:「教えない。」  息子:「そりゃないよぉ~」

 非常に乱暴なブックトークが功を奏してか、二人の息子は本好きになりました。主人公が同じ年代のものとか、彼らの好きそうな題材を扱ったものを選んで勧めているので、当たるのは当然。なので、「読書好き」というより、本という世界へ道がついた…程度のレベルです。でも、本は楽しいと認識できれば、そのうち自分で選ぶようになり、心震えるモノに出会うのでは…と期待しています。読書が意識せず生活の一部になってくれることを願って、ことあるごとに、まき餌をするharryであります。

 

 最近、うちの上の息子が、ノートに向かってなにやら書いては消し、書いては消しをやっています。なんと、小説をかいているそうな。クラスの仲間全員を登場させているようで。(担任の先生も出てきます)ちょっと見せてもらったら、なかなかよく書けている…が、どこかで見たようなフレーズやら、設定やらのオンパレードで、「パクリ大賞」まっしぐら、という感じ。でも、”まねからはじまる”っていうし、まぁ、本人なりにアタマを使っている感じなので、とやかく言わないでおいています。

 なんでも、クラスの女子が「続きを早く書け~」と毎日急かすらしく、「しめきりに苦しむ作家の気持ちがわかる」なんて、すっごい生意気なことをぬかしておりますよ。書いてる間の集中力を、どうか「おべんきょう」の方でつかっていただけないでしょうか…(T_T)

 でもね、人のことは言えない。実は私自身、同じ事を中・高でやっていたんです。あ~、DNAなんだろうか。…ろくな人間にならんよぉ。

<NEWS!> あさのあつこ 最新刊「福音の少年」 刊行記念サイン会がありますよ。

          ☆☆ 7/18 14:00~ 三省堂書店神田本店 ☆☆ 

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コメント

ふふふ・・・
読書好きのうちの子って、やっぱりそうゆうとこありますよね。うちの娘は何かというとイラスト描いては「どう?」
と聞いてきた時期から始まり、いまは少女漫画のパクリ作品ノートにびっしりですわ^^;
そして、「つるにょうぼう」で触れてたけど、わからないかも・・と思われる言い回しなど新しいボキャブラリーを、すぐ使いたがる傾向がある。
瀬田貞二さんをはじめ、ケッコウ昔からわざと、知らないだろうという言い回しをつかう作家って多いですよね。
こどものそうゆう傾向をわかって書くんだよねー、
「蜥蜴」とか、「薔薇」って漢字をいっしょうけんめい覚えたりとか。読書で得ることって、テストに出ないけど、人間を形作るものが多かったように思いますね。

投稿: mikapapa | 2005年7月18日 (月) 10:01

mikapapaさんちのお子さんもですかぁ~。
やっぱり自分でも書きたくなるんですね。
私もね、「檸檬」とか「鬱」とか、漢字練習したもんね。
「読書」って、しなくても生きていけるけど、読書の楽しみを知ってた方が、人生何倍も楽しいような気がする。
それに、若いうちに「読む技術」を身につけておかないと、年をとって「退屈だから本でも読むか」ってなっても、文を読みとるというか、文字に慣れてないとなかなかその世界にふっと入れないものですよ。生涯教育の時代だしね。マニュアル読めなくて困るばあさんに私はなりたくないでーす。

投稿: harry | 2005年7月18日 (月) 18:47

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