« 「四月の雪」 | トップページ | 2学期始動 »

余韻

よいん 【余韻】  国語大辞典で意味を調べてみました。

 ①音のあとにかすかに残って続くひびき。また、音が消えたあと、耳に残っているかすかな音。余音。

   ※「そして後には、車輪の音よりも葉子の声の余韻が残っていそうだった」 (「雪国」川端康成)

  

 ②事が終わったあとになお残る風情や、詩文などの言外の趣にたとえていう。

   ※「やるせない魂の余韻を 時としてしんみりと 指の間からかよはす」 (「桐の花」北原白秋)    

胸の奥で、ゆるやかな風が吹く。あたたかく、またはせつなく。(自分が出会ったその出来事によって、その風合いは違います。)日常の音からすこし遠ざかるような、そんな気持ち。私自身の「余韻」の分析です。

本を読んだあと、映画を見たあと、楽しい時間を過ごしたあとなど、余韻を楽しむことは多いと思います。もしかして、人間しかできないことかもしれませんね。

読みおわって何日も心に響いていた本、ありますか? 日ごとに秋が深まっていくこの頃、こころ遊ばせる豊かな時間をすごしてみたいですね。

  

                                                     

|

« 「四月の雪」 | トップページ | 2学期始動 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

初めまして!けぐりです。
ブログに来てくださってありがとうございました。早速遊びに来ましたよ。

「余韻」はやはり温度を持っているイメージがありますね。
私が最近余韻を感じた本は、「あなたの知らないアンデルセン」シリーズ。大人のためのお伽話の世界にひたりました。

投稿: けぐり | 2005年9月26日 (月) 23:18

温度、確かに感じます。それも高い温度じゃなくてね。ふわり包まれるというか。「サーモグラフィーで観察してみました。おや、ハートの部分がほんのわずか高いですね」
こんなんかな。

もちろん、読み終わってすぐにくる余韻もあれば、何日かして急に温度がじわりと上がってくるものもあるよね。

心あたたかくなった最近の絵本は 「セーターになりたかった毛糸玉」(津田直美)
お読みでなかったら、ぜひ。夜中の手芸店では、毛糸玉達が自分のなりたい将来について語り合っています。「私はマフラーになりたい」「ボクたちはしましまの帽子になって一生いっしょにいよう(色違いの恋人達)」などなど。でも一番のあこがれは「セーター」になること。10個セットの赤い毛糸たち、セーターになるため買われていきますが、9個でそれは完成。一つだけ残った毛糸玉の気持ちを描いています。最後はホントにニッコリしてしまう優しい優しい結末。

投稿: harry | 2005年9月27日 (火) 04:26

余韻の残る本・・・。私は、「こんな本、こんな本!チョメチョメチョメ!」か、「スゴイ!スゴイぞ!この本は一生わしのもんじゃ!」という両極端が多いのですが・・・考えてみました。

「かっぱのぬけがら」なかがわちひろ作

川遊びをして水にはまったゲンタ。水の底でずうっと一人で暮らしている河童に助けられトモダチになる。河童の皮をきたゲンタと河童の楽しい日々・・。里心のついたゲンタが陸にもどると聞き、河童は河童の皮を記念に渡す。「来年もまたきてくれよ」目覚めると、ゲンタは病院。おぼれて意識不明だったという。
 かたい約束を交わしたふたりだったが、次の年、河童の皮は、ゲンタが成長したため、破れてしまう。
 「これでまた100年はトモダチなしか・・・」河童は100年に1度しか脱皮しない。さみしい河童のつぶやきがあぶくになってたちのぼっていく・・。

えっと、余韻あったあ?

けぐりさん、こんにちは(^^)
アンデルセン、私も好きです。「絵のない絵本」もそのシリーズに入ってますか?私はこのおはなしが好きなの・・。

投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月27日 (火) 10:01

追伸:「毛糸玉・・・」私も好きです。編み物しない私にはこっぱずかしいとこもあるんんですが・・・。ふんわりした絵がいいよね。

投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月27日 (火) 10:04

「セーターになりたかった毛糸玉」は未読です。タイトルも内容もとても暖かそう…!今度是非読んでみます。

どんぶらこっこさん、はじめまして。
「あなたの知らない…」シリーズは、その名のとおりあまりメジャーでないアンデルセン作品が多いです。有名な「人魚姫」もありますが、情熱的な大人向けの訳がされてます。
というわけでここには「絵のない絵本」は含まれてないのですが、「絵のない…」も素敵な作品ですね。想像が心の中にぐんぐん広がっていきますね。

投稿: けぐり | 2005年9月28日 (水) 00:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/116530/6112441

この記事へのトラックバック一覧です: 余韻:

« 「四月の雪」 | トップページ | 2学期始動 »