ラストジョブ
小学校での読みきかせをお手伝いして5年。自分の子どもとともに私も成長してきたつもり。
学校での子どもたち、見回してみて…。彼らの心に”タネ”をまくことができた?文字の壁を飛び越えて、物語の世界へ飛び込んでいける想像力を培う手伝いができた?本を読むこと=学習、という誤解(呪縛?常識?)を先生方から解くことができた?
どうやら、どれもこれも、YESとはいえない感じがする。
なんのために読みきかせをするのか。取り組みに乗っかっている人たちの意識を統一しないと、保護者たちの演芸大会にすぎない。
下の子の卒業まで1年半。私のラストジョブは、学校の上にいるかた・先生方・メンバー・司書の先生の間にある、微妙な思惑の違いを埋めていくことにしたいです。4者、そしてそれに公立図書館が連携できると、さらにいい。(すでに、そのように連携体制ができている学校さんからみると、遅れてるなぁと思われるだろうけど。)
何から手をつければいいのでしょう。時間って、けっこう早く過ぎてしまうからね。
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コメント
あれれ、乙女チックな背景だわ。^^
さて、きっと、統一見解を見出すことが重要なのではなく、その過程となる、お互いの意見を出し合ってコミュニケーションをとることが、一番価値ある行為なのではないかと思います。
連携の取れるマニュアルがしっかりしているおかげで、活動者個人個人の言葉が出にくくなるということもありえますから。
組織とて 生きて 流れて 常 新たに。
投稿: mikapapa | 2005年9月16日 (金) 23:54
4者がいっぺんに集まれればいいねぇ。そんな機会をつくりたいけど、どうやって作ったらいいんだろうね。papaさん、なんかいい案ない?自分の関係している学校だけじゃなく、市全体って考えてるから足を踏み出すのが億劫なのかも。まずは、うちの子どもの学校の先生からかなぁ。この間、図書館関係のある会議で、けっこうエライ人と話をして、私と同じ意見だったので、よっしゃ~!って思いましたが、その先へ進めない。ちょっと立場飛びすぎ。
お一人づつ地道に考えをきいていくのがいいのかなぁ。
投稿: harry | 2005年9月17日 (土) 05:18
いずこも同じ秋の夕暮れ・・・・
うちは学校の先生にお願いして、ボランティアメンバーと図書担当の先生・担任の先生で半年に1回懇談会をやって意見交流会。(校長・教頭先生は話が堅くなるでしょうからとあいさつのみ)3年目なのでちょっと「シャンシャン」風になってきたかもですが、メンバーからアンケートをお願いして、その感想を聞いたりいろいろ話をするのはいいかなと思います。本当はノミニケーションもしたいところですが・・・。(大体飲んだり食べたりすると仲良くなる率高い。)メンバーと相談して教頭先生くらいにアタックしてみては?
メンバーとのミーティングも時間がない中ですが、9月から月1回は集まって話そうと決めました。練習とミーティングですが、フリートークしてるうちにどんどんいい意見がでることも多いですよ。みんなの意識のすり合わせもやりやすいし。
公共図書館は、きっとアフター5の時間の方が職員は話しやすい。勤務中は建前があるからね。
うちでは、司書と文庫共同の会合とか、司書主催の催しとかにボランティアの方がきてくださったり、逆に司書がボランティアさんの催しに行ったりして、それをきっかけに仲良くなりました。
実は、それ以前に仕事レベルで会合をした時もあったのですが、意思疎通があまりよくなかったように聞きました。図書館のやり方が下手だったんだね、きっと。
投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月17日 (土) 08:01
学校図書館って、やっぱり中心になくちゃいけない。学校の中の情報基地だよね。大事にされなくちゃいけない部署なのに、そうじゃないのが現実。司書の先生のことを「貸し出しのおばさん」としか思っていないエライ人もいるようで…。やっぱ、山崎慶子先生を呼んでこないとだめかなぁ。「カツ!」をいれてもらいたいです。T市に。
投稿: harry | 2005年9月17日 (土) 18:01
我等T市&S市のの山崎慶子先生たれ・・ですなあ
投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月18日 (日) 00:09
あ、「の」が1つ多い。カッコ悪~。
投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月18日 (日) 05:09
なにか踏み出さなくっちゃね。
一昨年、小学校のシンボルツリーを主人公に、学校の一年を優しく紹介した紙芝居を作りました。絵は美大の保護者に頼んで、文は読みきかせグループのみんなで考えて。新一年生に早く学校へ慣れてもらうようにと。かなりよくできたと思う。見たい方はこちら→http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/school/sho.daini/
今年は第二弾をつくろうと計画中。これでもって、先生と地域の人とボランティアさんたちと仲良くなれればいいんだけど。
踏み出すことは何事もパワーがいるよね。
投稿: harry | 2005年9月18日 (日) 09:15
すごくステキな紙芝居ですね。(TOPにあるのがすごい!)校庭のポプラのおじいさんがみんなを見守っているんですね。はじめて学校に入って何があるのかなと不安な1年生に1年間を紹介するんですね。いいなあ。
学校もなんか色々賞をとってはるんですね。熱心なんだ。読書活動のことも色々載ってるし、
おせおせではないでしょうか?
うちでも先生に「高学年に読み聞かせ?役に立たん」といわれても、読書支援者は「やったもん勝ちや」やってます。評価はあとから歩いてやってくる。
学校行事としてお金は出して貰って(学校の行事だぜってはくをつけるためだけなんだけど)、山崎先生を講演およびして「カツ」いれてもらうのもいいよね。先生は権威ある方の発言には弱いし。水戸黄門の印籠かわりにね。
投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月18日 (日) 19:47
どんぶらさん、見てくれたんだ。ありがとう。紙芝居にでてくる背景は、まんまです。画家担当がスケッチして描いたので。
読書活動さかんのように見えましたか?う~ん。(^^;)市内の小・中で取った読書時間数のアンケート結果をみたら、私の関係してる学校は、平均より下だったもんね。平均より上の学校がどんな取り組みをしているのか分析したいんだけど、データを見せてもらえない。一般市民の弱いところですねぇ。「よっといでまつり」おもしろそうです。お疲れ様!
投稿: harry | 2005年9月19日 (月) 07:09
学校の思い出とともにシンボルとなる樹木をイメージできるって良いですよね。
さて、4者会談、こういうのは根回しして天の声を待つしかできないです。関係ない組織にも頻繁に顔を出して、もっと大きな組織からみんなが集まる必要があるような指令を落としてもらうとかカリスマ性のある第3者に登場してもらうかしないとスムーズには動かないのが常なんで・・・
こういうのは、動かすの、草の根的になるか裏技使うのかのどっちかですものね。
でも、小さい世界で動いていたほうが品質の高い活動ができるのに、連携をとる為に活動内容の質が落ちる場合もありうるので、こだわりは禁物かと思います。
投稿: mikapapa | 2005年9月19日 (月) 11:04
確かに、大きな規模になると活動の質は落ちますねぇ。一番楽なのは、市の小・中が全部、文科省のモデル校になれば、ね。先生方の負担が増えますが。一校だけの指定はよくありますけど、市全体を指定するとかなりの改善が見込まれるよね。…ちょっと夢物語。
何かの折りに意見を求められたら、いつでも筋の通った話が出来るように、勉強しておきたいと思います。
投稿: harry | 2005年9月19日 (月) 13:30
読書活動の土壌はあると思った。ボランティア活動・HPへの紙芝居の掲載・学校の方針の文章など・・・。
うーん、T市では司書職員が常駐していろんなイベントを仕掛けたり、いつでも子どもたちが来られるように毎日図書館を空けています。夏休みも大体あいてるから気軽にプールのついでに寄ったりね。市立図書館は学校の規則で校区外の子は子どもだけでは来られなかったするのだ。
組織は確かに大きくなると各人の質が落ちるという面は否めないよね。でも逆に層が厚くなるから、中核で活動している人を枝にして組織や考えを広げていくというメリットもあるしね。
地域によって、人によっていろんな方法があるのですね、きっと。(^・^)
投稿: どんぶらこっこ | 2005年9月19日 (月) 20:18