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風月堂のゴーフルの缶を見て、あれ?なんか見たことあるような…?
似てるとおもいませんか?この本の表紙と。(写真をクリックしてみてね)
ちなみに私は、「あおい」より「順正 」の方がいいな。
つまり、青の本の方が好きなんです。
同じ物語を、女性の視点から描いた赤の本(江國香織・著)、男性の視点から描いた青の本(辻仁成・著)。2冊読むと、平面から立体へ変化するように世界が広がります。みなさんはどちらの作者がお好み?
2006年1月 5日 (木) 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク Tweet
あけましておめでとうございます。
「冷静と・・」って辻仁成著もあるのですか? 知りませんでした。 私は江国さんが翻訳した絵本が好きなので 読む前からかなり江国寄りですが ここはひとつ、冷静になって辻氏の著書と比べてみたいです。 週末は図書館に走ります。
ところで、金原瑞人さんはどんな方でしょう。 いつも、名前から想像して、若くて格好いい人を思い浮かべてます。
投稿: まあ | 2006年1月 6日 (金) 16:42
まあさん: あけましておめでとうございます。 今年もごひいきに (^^)/
江國さんと辻さんは喫茶店で話をしていて、この企画を思いついたそうですよ。それで、雑誌の連載に。交互に書いたみたいです。連載中は、お互いに、相手がどんな展開にしてくるかと、とてもスリリングだったそうです。このへんのところは後書きに書いてありますので、どうぞ。
あおいと順正は想い合っているのに、相手のことを考えて、ウソをついていく最後のあたり…読者(いや、第三者と言った方がいいかも)は、両方の気持ちが分かるだけに、悶絶してしまいますよ。
金原端人さんですが、1954年生まれです。50歳とはとても見えませんよ!細身で、髪もサラサラで、おしゃれで、カッチョイイです。それからけっこう早口でしたよ。
医学部すべって、いろんな学部すべって、最終的に入った英文学部。そこを卒業したらカレー屋になろうと思っていた矢先、大学院の教授から、翻訳やれば?といわれたのが、はじまり。 …などの話を先日講演会で聞きました。娘がいるんだもんな~、芥川賞作家の。「金原ひとみ」さん!
投稿: harry | 2006年1月 6日 (金) 20:19
金原瑞人さん、カッチョイイのですね。ふふふチェックしときます。
ところで「赤」と「青」読みました! すごく感動です。 しかも、2冊の本を前にして、変な読み進め方をしてしまったらこれが結果的に感動を2倍3倍にしてくれまして・・・・ ここってネタバレありですか。 ぜひHarryさんに聞いてもらいたいなぁ。
投稿: まあ | 2006年1月10日 (火) 16:34
まあさん: え~っ!?どんな読み方したんですかぁ~??? 知りたい、知りたい! ネタバレ大丈夫です。 よろしくです。
投稿: harry | 2006年1月11日 (水) 05:28
始めに「青」から読みました。 これがharryさんおすすめのやつね~。なかなか繊細な文章だな~なんて思いながら。 じわじわとのめり込んでいきながらも早く「赤」が読みたくてたまらない。そう思ったのが悪かったのか、自分では「青」を最後まで読んだつもりだったのですが 最後の数行を読まずに「赤」に移ってしまいました。 ちょうど順正とあおいが8年ぶりに3日間の逢瀬をして お昼を食べて、駅のホームで別れた所まで。 (ちゃんとあとがきは読んだんだけどなぁ)
で「赤」はお昼を食べに行くところまでで終わってるでしょう。 だから、これはお互い愛しているのに2度別れるお話なのね。 あおいったら引き留めてほしいのに、気づかれてほしくないのね。順正にはそんなあおいが迷いのないふうに見えてしまうのね。あ~、かなしい、せつない、ここはひとつ 私が2人の間に入って誤解を解いてあげたい。 などと赤と青を取り持つ「紫」の物語まででっち上げる始末でした。 でも、甲乙つけがたいほど素敵なお話でした。久しぶりにいい大人の本を読んだなぁ、と充実感に浸りながら なにげに青をパラパラ繰ったら ・・・・・・あれ!続きがあるじゃない! な~に~!!順正はあおいを追いかけたの!! じゃあ、ふたりは幸せになれたんじゃない!!!!
この最後の最後のどんでん返しで感動の渦が2倍、3倍でした。最高の楽しみ方をしたと思います。 harryさん、本当ににありがとう。
投稿: まあ | 2006年1月12日 (木) 13:09
まあさん: 偶然とはいえ、実に感動的な読み方をされましたね。 コメントを読みながら、「こりゃ、トリハダもんだったろうなぁ~」って思いました。 本の世界ってスゴイです。ホント。これは映像では到底できない芸当ですよね。 うれしいコメント、こちらこそありがとう。(^^)/
投稿: harry | 2006年1月12日 (木) 21:49
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コメント
あけましておめでとうございます。
「冷静と・・」って辻仁成著もあるのですか?
知りませんでした。
私は江国さんが翻訳した絵本が好きなので
読む前からかなり江国寄りですが
ここはひとつ、冷静になって辻氏の著書と比べてみたいです。
週末は図書館に走ります。
ところで、金原瑞人さんはどんな方でしょう。
いつも、名前から想像して、若くて格好いい人を思い浮かべてます。
投稿: まあ | 2006年1月 6日 (金) 16:42
まあさん:
あけましておめでとうございます。
今年もごひいきに (^^)/
江國さんと辻さんは喫茶店で話をしていて、この企画を思いついたそうですよ。それで、雑誌の連載に。交互に書いたみたいです。連載中は、お互いに、相手がどんな展開にしてくるかと、とてもスリリングだったそうです。このへんのところは後書きに書いてありますので、どうぞ。
あおいと順正は想い合っているのに、相手のことを考えて、ウソをついていく最後のあたり…読者(いや、第三者と言った方がいいかも)は、両方の気持ちが分かるだけに、悶絶してしまいますよ。
金原端人さんですが、1954年生まれです。50歳とはとても見えませんよ!細身で、髪もサラサラで、おしゃれで、カッチョイイです。それからけっこう早口でしたよ。
医学部すべって、いろんな学部すべって、最終的に入った英文学部。そこを卒業したらカレー屋になろうと思っていた矢先、大学院の教授から、翻訳やれば?といわれたのが、はじまり。
…などの話を先日講演会で聞きました。娘がいるんだもんな~、芥川賞作家の。「金原ひとみ」さん!
投稿: harry | 2006年1月 6日 (金) 20:19
金原瑞人さん、カッチョイイのですね。ふふふチェックしときます。
ところで「赤」と「青」読みました!
すごく感動です。
しかも、2冊の本を前にして、変な読み進め方をしてしまったらこれが結果的に感動を2倍3倍にしてくれまして・・・・
ここってネタバレありですか。
ぜひHarryさんに聞いてもらいたいなぁ。
投稿: まあ | 2006年1月10日 (火) 16:34
まあさん:
え~っ!?どんな読み方したんですかぁ~???
知りたい、知りたい!
ネタバレ大丈夫です。
よろしくです。
投稿: harry | 2006年1月11日 (水) 05:28
始めに「青」から読みました。
これがharryさんおすすめのやつね~。なかなか繊細な文章だな~なんて思いながら。
じわじわとのめり込んでいきながらも早く「赤」が読みたくてたまらない。そう思ったのが悪かったのか、自分では「青」を最後まで読んだつもりだったのですが
最後の数行を読まずに「赤」に移ってしまいました。
ちょうど順正とあおいが8年ぶりに3日間の逢瀬をして
お昼を食べて、駅のホームで別れた所まで。
(ちゃんとあとがきは読んだんだけどなぁ)
で「赤」はお昼を食べに行くところまでで終わってるでしょう。
だから、これはお互い愛しているのに2度別れるお話なのね。
あおいったら引き留めてほしいのに、気づかれてほしくないのね。順正にはそんなあおいが迷いのないふうに見えてしまうのね。あ~、かなしい、せつない、ここはひとつ
私が2人の間に入って誤解を解いてあげたい。
などと赤と青を取り持つ「紫」の物語まででっち上げる始末でした。
でも、甲乙つけがたいほど素敵なお話でした。久しぶりにいい大人の本を読んだなぁ、と充実感に浸りながら
なにげに青をパラパラ繰ったら
・・・・・・あれ!続きがあるじゃない!
な~に~!!順正はあおいを追いかけたの!!
じゃあ、ふたりは幸せになれたんじゃない!!!!
この最後の最後のどんでん返しで感動の渦が2倍、3倍でした。最高の楽しみ方をしたと思います。
harryさん、本当ににありがとう。
投稿: まあ | 2006年1月12日 (木) 13:09
まあさん:
偶然とはいえ、実に感動的な読み方をされましたね。
コメントを読みながら、「こりゃ、トリハダもんだったろうなぁ~」って思いました。
本の世界ってスゴイです。ホント。これは映像では到底できない芸当ですよね。
うれしいコメント、こちらこそありがとう。(^^)/
投稿: harry | 2006年1月12日 (木) 21:49