小学校での読みきかせ
私の所属するグループが先週読んだ本を紹介します。(15分間です)
1-1: 「へんしんトンネル」「だるまちゃんとてんぐちゃん」
1-2: 「くりかえし」「おへそにきいてごらん」 (こちらは2冊とも福音館のやつです)
1-3: 「じゅうにしのはなし」「ねぇ、どれがいい?」
☆一年生は反応がダイレクト。発言もドンドン飛び出す。先生もいっしょになって笑って楽しい雰囲気。
2-1: 「おしゃれねこ」「さかさま さかさま」
2-2: 「かえってきた風来坊」
2-3: 「ねぎぼうずのあさたろう その1 その2」 (2冊。残りの巻は教室へ置いてくる)
☆2年生も一年生同様、素直な反応。
3-1:「おばさんはいつそらをとぶの」「ちいさなくれよん」 (「ちいさな~」は1年生の時に読んでいるのだが、2年経って感じ方がどう変わるか、実験のために読んだそうです)
3-2:「セロひきのゴーシュ」 (絵をのせるイーゼルに本を乗っけて、空いた手にはタクト。読み手は指揮者としてお話しをすすめていっているようです。こちらはお父さんが読んでくれてます。とても芸達者な方なんですよ)
4-1:「もっくりやまのごろったぎつね」 (我が子のクラスでちょっと緊張してしまったと読み手が言っていました。やっぱり自分の子どもがいると読みにくいよね~)
4-2:「ものぐさトミー」「へびとおしっこ」 (超ベテランさんなのでほとんど暗記ずみ。「トミー・ナマケンボ」は中・高学年にはいつも人気。やっぱりね。)
5-1:「子だぬきと子ねこ」 (児童のおばあさんが読んでくださいました。いぶし銀の読みです)
5-2:「けんじ先生」 (学校中で一番やんちゃなクラス。でかい声を張り上げテンションあげてがんばったそうです)
6-1:「シェイプゲーム」「”わたし”とはだれか」 (2冊目は河合隼雄さんのエッセイです)
6-2:ブックトーク <テーマ:探そう!> (とこちゃんはどこ・ぼくを探して・星モグラサンジの伝説・魔女の宅急便・竜退治の騎士になる方法・13歳のハローワーク)
☆やはり高学年の選書には苦しんでいます。子どもたちからは、絵があった方がいいと言う意見、絵は要らない、想像しながら聞ける物語がいいという意見の双方が聞かれるので、読み手としては迷うところです。
「シェイプゲーム」では”夫以外の人からラブレターをもらう妻”の部分を、読むか読まないかずいぶん考えたと聞きました。結局、「ラブレター」を「おてがみ」に言い換えて読んだらしいですが、そこの部分はskipしてもよかったかなと、後から読み手が言っていました。
特に問題なく終了しました。3学期はあと4回の読みきかせを行う予定になっています。2週間ごとの読みきかせですが、同じ雰囲気の読み手が連続してクラスにいかないように、読み手を決めています。(読み手のキャラがあるので) ゲンキ系・しっとり話系・科学もの系・昔話系・洋もの系…など、メンバーそれぞれがもつカラーが生きるように担当クラスを決めています。それがけっこう子どもたちには好評です。(今日はだれがくるのかなぁ?!ってね。) 毎回”昔話”、毎回”言葉遊び”では、やはり…ね。
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コメント
ブックトークの場合、テーマを決めてから本を選ぶのですか。
それとも、紹介したい本の中から共通点を見つけて
後からテーマを決めるのでしょうか。
テーマを決めると内容の似通った本ばかりになってしまいます。
でもそうならないように多角的に色々なジャンルから
本を選ぶ工夫をします。
・・・・じゃあ、テーマを決める意味ないなぁ・・・
と、いつも疑問に感じてます。
テーマを決めるのが面倒なので私はいつも
「学校図書室にある本」ってことでブックトークしてます。
投稿: まあ | 2006年1月20日 (金) 13:15
まあさん:
こんばんは。
まあさんもブックトークされるんですね。”同志”ですね~。(^^)/ 今までどんなテーマでされたのですか?
私の場合、紹介したい本からテーマをひねり出します。今回は「13歳のハローワーク」がメインでした。
2月には5年生に「チョコレート」というテーマでいきます。もちろんメインは「チョコレート工場の秘密」ですよ。大石真の「チョコレート戦争」も入ってます。チョコレートの原料、カカオの本も入れます。
子どもたちは読書力に違いがあるので、ちょっとずつレベルの違う本、興味の違いもあるので、同じような風合いにならないように気を付けます。テーマからはずれちゃってる本でも、むりやりこじつけのトークでつないでしまいます。
自分の中に在庫がいっぱいあればあるほど、キーワードからピン!とくる本があるんだけどねぇ。なかなか…。日々修行ですわ。
投稿: harry | 2006年1月20日 (金) 20:33
やっぱり6-2のブックトークはharryさんだったのですね。
(組み立て方が上手だなぁと思ってました)
私のブックトークにテーマはありません。
唯一こだわっているのは「図書室にある本」ということです。
私達の小学校はおもしろい児童書がたくさんあるんです。
はやりの本はだまってても貸し出し中となりますが
時には誰かが手渡してやらないと
おもしろさがわかってもらえない本もあります。
そんな隠れた本をちょっと子供達の前で開いてあげるのが
私のブックトークです。
きちんとテーマを決めてブックトークをしている人には
たいへん失礼なので
自分的には「ブックトーク」ではなく「本の紹介」と呼んでいます。
2月に「チョコレート」のテーマはぴったりですね。
「チョコレート工場の秘密」は新訳と読み比べるのも
おもしろいですね。
私は古い方田村隆一訳が断然好きです。
投稿: まあ | 2006年1月24日 (火) 13:05