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「拍手」について

拍手。

どんな時にしますか?

 「讃えるとき」 ですよね。

昨日、それ以外の「拍手」の使い方を知りました。

         *****

昨日 「こどもへの暴力防止」 の講演を聴きました。

「NPO・エンパワメントぐんま」という団体による 「CAP おとなワークショップ」と銘打ったもので、主旨は<子どもが暴力から自分を守るための人権教育>です。

   *CAP・・・Child Assault Prevention の略  

もともとは、学校の教室などで行うワークショップですが、今回は同じ内容のものを大人に向けて行いました。(”こどもになったつもりでお聞きください”  との前説あり)

内容はーーー

    ・大切な3つの権利 「安心」「自信」「自由」 について

    ・権利を守るための方法 「NO」「GO」「TELL」

    ・ロールプレイと話し合い ①いじめ ②誘拐 

                    ③性暴力 ④相談

    ・トークタイム

      ******

ロールプレイが終わった後、拍手することを強制されました。

<劇が終わったら、必ず拍手をしてください!>

              なんで???

<今演じたロールプレイの内容と、同じ状況に置かれた子どもが、もしかしたらいるかもしれない。自分の体験とオーバーラップして不安定なキモチになってしまいます>

<だから、”これはお芝居です。”と、現実へ引き戻すために拍手をするのです。>

              納得できました。

      ******

子どもは、 「現実と空想の垣根が低い」 とよく言われます。出たり入ったりをいともたやすく行えます。

だからこそ、おはなしの中にに全身で入っていける。

でも、子供特有のそのワザが、仇になることもあるんですね。

「自分で手を叩いて、自分でこっちの世界へ戻ってくる」

褒める、讃える以外の「拍手の使い方」、とても勉強になりました。

☆CAPに興味のある方はこちらへ→http://www17.plala.or.jp/empower/index.html

        

            

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
現実世界へ戻ってくる為の拍手というのは面白いですね。ちょうど昔話の語り終いに「どっとはらい」とか「むかしこっきり」と言うのと同じ。私はがらがらどんの「ちょきん・ぱちん・すとん」が好きです。

投稿: あそびっこ | 2006年11月 7日 (火) 08:20

わたしも数年前に子供用のワークショップを講習しました。
その時は拍手の話はなかったかな・・・・
でも納得です。けっこうリアルなお芝居ですものね。
当時、いじめのロールプレイを見て疑問に思ったことがありました。
いじめられる子が叩かれそうになった時に
叩かれる理由がない!僕は君のカバンは持ちたくない!僕(子供)にはそれを断る権利がある!
って主張するシーンがあったんだけど
いじめる方だって子供なんだし
ずるがしこい子は「僕も同じ子供だから叩く権利があるぜ」
って言うに決まってるのに。
これって子供達に有効な実践例なの?と・・・・

後で質問したけどどんな回答だったか記憶にないので納得できなかったのかも。

でも、痴漢撃退法で大声を出す時はキャーとかん高い声じゃなくて「うお~~っ」と腹の底から低い声を出す方が響くし相手もビックリして逃げる。というのは今でも娘達に伝授してます。
時々練習もしてます。
あれは目からうろこでした。
てっきり絹を引き裂くような黄色い「キャー」を言うものだと思ってたので(笑)

投稿: まあ | 2006年11月 7日 (火) 12:49

あそびっこさんへ:
そう!私も同じこと考えてました。(^^)/
”昔話のおしまいの言葉と同じことだよなぁ”って。

昔話の結句ばかりを集めて分析してみたいです。そういう論文とかあったら読んでみたいなあ。
おもしろそうですよね。

   *****

まあさんへ:
まあさんも聞かれましたか、この講座。
確かにローププレイで、いじめられっこがあんなにしっかりと最後まで自分を主張できっこないよと、私も感じました。
あれは、理想であって現実には”まぁ半分できればいいよなぁ”と思いました。

投稿: harry | 2006年11月 7日 (火) 22:04

harryさん、こんにちは!
おじゃまします♪
ロールプレイは、授業で何度か演じる側で参加しましたが、限られた時間の中で、なんらかの「結末」を出そうとしてしまい(無理無理な)理想の解決になってしまったのをよく覚えています。
でも、その縮図も大事なのかも、って思います。

harryさんが紹介してくださった絵本を何冊か読みました。
『やくそく』深くて、ため息。すっごい作品をまだまだ知らずに、絵本紹介ブログなんてやってるのね~って、ちょっと恥ずかしくもあり、作品との出会いに感謝もあり。
『どうぶつさいばん ライオンのしごと』さっすがあべ弘士さんは、動物を描かせたらスゴイですね。お話の内容も、押し付けがましくなくすっと心に沁みました。

ご紹介、ありがとうございました!!

投稿: わかな | 2006年11月 8日 (水) 13:00

わかなさん、こんにちは(^^)/
いつもコメントありがとうございます m(_ _)m
そして、私の取り上げた本を丁寧に読んでくださってとてもうれしいです。
本って星の数ほどあるから(ちょっと大げさだぁ!!)巡り会いってホント楽しいですよね。
私もわかなさんのブログでいろいろ勉強させてもらっています。
これからも情報交換よろしくです <(_ _)>
 ***
ところで【やくそく】
これは2年くらい前に出合いましたが、私にとってあまりにも強烈でいつも心の隅にありました。実は「絵本ナビ」の方でも同じような文章で紹介済みなんです。(^^;)
私が毎週書いているブックレビューのテーマが「やくそく」というものだったので、もう一度向き合ったというわけです。
【もうひとりのアドロ】もいいですよ。ウサギのおしりがとっても可愛く、でも心情を考えるととても切ない。なんで成田雅子さんってこういうのかけるのかなぁって思ってしまいます。

投稿: harry | 2006年11月 8日 (水) 18:52

不安な気持ちになる題材はもちろんですが、楽しいお話や、夢のようなお話だからといって、現実との境目がなくても大丈夫かというところにも、同じような意識が働くべきと思っています。
漫画や、小説のネタとして描かれているものを現実の世界のものとして読んでしまう人はおもいのほかいるらしいですからね。
空想世界を現実逃避に利用してしまうパターンで、ストーカーの心理とかに見られるのがそれじゃあないかと思います。

投稿: mikapapa | 2006年11月15日 (水) 01:52

papaさんへ:
「アニメおたく」もそうでしょうかね。
自分にプラスに作用するならいいのですけど。
こういう精神世界に関することって、他人が立ち入り出来ない部分だから、難しいですよね。
催眠状態(?)を解くのが他人ではなく、自分自身である(拍手すること)ところが、価値のあることかもしれないですね。
なんか、言葉足らずですいません。

投稿: harry | 2006年11月18日 (土) 08:26

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