« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月

来年は…!

オリジナル紙芝居第二弾、完成間近!!

昨日、画家の先生よりラフを見せて頂きました。

あぁ、ストーリーが動き始めた…と感じました。涙が出そうになりました。

ゴールが見えてきました。

夢じゃない、ホントのゴールがね!

*企画を立ち上げた当初の様子は6月9日と6月23日の記事にあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イノシシの絵本

視力はあまり良くないけど、臭覚は抜群に発達しているそうですよ。

来年の干支「イノシシ」が主人公の絵本を紹介します。

   

           *****

「きてきて!ノッシー」

やすいすえこ・作/みやもとただお・絵/PHP研究所)

 

ぼくはイノシシのノッシー。村一番の力持ちさ。力仕事ならぼくにおまかせ!

みんなのために働くってホントに気持ちがいいなあ。

村人たちにとっても頼りにされているノッシーだけど、今日はなんだか様子が変だよ。居留守まで使って家の中で息をこらしてる。一体どうしたの、ノッシー?

カワイイ女の子との初デートを取るか、みんなの信頼を取るかで葛藤するノッシーの姿が、いじらしくて切なくってドキドキしますよ。

誰だってこういう二つの心あるよね。うなづきながら読むこと請け合いです。

 

         ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「トンでもない!」 

 (ヴェルナー・フェルバー・文/バーバラ・モスマン・絵/那須田淳・訳/評論社)

自分と似ている者に対して、親しみを覚えるか、逆に敵視してしまうか…。

 

高学年以上の読み聞かせにお勧めします。

 

 ある日森にピンク色をした生き物が迷い込んできました。森の動物たちは彼が一体何者なのか興味津々。

 「あれは、イノシシの親戚のブタだ!」

キツネの言葉に驚いたイノシシは、こっそりブタの後をつけて観察を始めました。

 

・・・あんなヤツとオレ様が親戚であるわけがない!

あれやこれや言い訳を付けて、ブタの存在価値を亡くそうとするイノシシでしたが…。

 

ちょっとシニカルな味付けの文体や、動物たちの生意気な表情がお話しの内容にとてもマッチしています。

結局どうなったかって?

ええ、イノシシ&ブタは大の仲良しになりましたよ。共通するある趣味がきっかけでね。

         ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

「ウリボウなかよしだいかぞく」

(写真・福田幸広/結城モイラ・文/ポプラ社)

大家族の中で楽しく過ごすイノシシの赤ちゃん、ウリボウたちの日常生活が美しい写真で紹介されています。

おかあさんの後を追いかけて、一列に連なって歩くウリボウたち。「おうちで飼いたいよ」というお子さんもいるかもね。ぬいぐるみのようなかわいさに誰もがノックダウン!

<その他、イノシシが登場する絵本はこちらにも> 

               ↓

   

・はらぺこぶたくん :しばはら ち・作 (ひさかたチャイルド)

・ともだちひきとりや :内田麟太郎・作 (偕成社)

・ぴいすけとぷうすけのおはなし:竹下文子・作 (あかね書房)

・まちがいイノシシ :ジャン・ルック・クードレィ・作 (リブロポート)

・しっかりはしれば :五味太郎 (クレヨンハウス)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ゴザ

本日は小・中の終業式です。

通信簿の日です。

うちの場合、

すっごい↓の成績をとると

家には入れず、庭にゴザを敷いて寝ることとなっています。

うちでは、通称 「ゴザ」 と呼んでいます。

「ゴザだけは避けたい」

こう言いながら、登校する中2&小6でした。

冬はさすがにヤバイので、

テント可ということになっています。

ゴザ決定はお昼頃。

みなさま、さぁ、BETのお時間です。

GOZA or NOーGOZA ?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ブックスタートボランティア5回目

8月より始まったブックスタート事業。早いもので、今日で5回目となりました。

*一回目の様子はこちらです http://bookfile.air-nifty.com/harry/2006/08/index.html

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

本日は65人のベビーちゃんが検診に訪れました。(T市のブックスタート事業は、4ヶ月検診時に組み込まれています。)

ボランティアさんは今日は18名参加。

5回目ということで、だいぶ慣れてきました。他のボランティアさんとも顔見知りになって、お話しもはずみます。「今日の赤ちゃんは寝ちゃう子が多いわね」など、前回までの状況と比較も出来るようになってきました。

話しかけるたびに、花のような笑顔をふりまくベビーちゃんがいて、まわりのボランティアさん達はもうメロメロ。心が洗われるようでしたよ。

     *****

図書館の方によると、ベビーカーを押して図書館に来るママが増えたそうですよ。ブックスタートで配布した帆布バッグを持って。

T市の事業、着実に根付いてきたようです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

子ども会ラプソディ その2

昨日は、子ども会恒例の「クリスマスボーリング大会」でした。

今年はサッカーの試合などが入ったため、子どもたちの参加人数もちょい少なめ。

それでも保護者を含め50人余りが集合です。

ボーリング大会の後は食事&ビンゴ&ゲーム大会。ケーキとお菓子のおみやげをもらって解散。毎年大盛況なんです。

役員は細かな仕事を分担し、スムーズに進行させて行かなくてはならないのですが……。

          (T_T)

抜け落ちる仕事がポツラ、ポツラ…。分担を文書にしてあるのになぜ抜け落ちる???

        【責任感】【成功させようとする気合い】

こういうスピリット、ないのでしょうかねぇ。想像力を働かせて仕事がなぜできない?

「あ、すっかり忘れてた。どうしよ。よく説明聞いてなかったから…。なんかよくわからなかったし…。harryさん、だれにでも手違いはあるよぉ。」

ここで、普段は穏和な(と、思われている)harryは、キレマシタ。

*****

行事はまぁ滞りなく終わりましたよ。でもね、ずーっとカッカしていて、これじゃお風呂に入ったら、お湯が沸騰しちゃうってくらい…怒っていました。締めくくりは「ガスター10」。

・・・私って、人間ちいさいかなぁ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2学期最後の読みきかせ

昨日15日は、2学期のラスト読みきかせでした。

控え室での会話、アレコレ。

メンバーさんの会話をランダムに載せてみました。

*****

「6年生、これにした。だってK君いるもん。メルヘンなのより不気味なのにしたんだぁ。ホントはさぁ、クリスマスの読みたかったんだけどね。」

「娘が絶対コレ読むべきだっていうからコレに決めました」

「セキ出るからペットボトルに水入れてきたんだけど、途中で飲んでもOK?かなぁ」

「Hさ~ん、これこれ、ジュマンジ、ジュマンジ!」「うわ!これかぁ~」

「あれ、Kさんは?まだ来てないの?ヤバイじゃん!」

「紅茶持ってきたから、のんでくださ~い!」「いいにお~い。何の紅茶?」

「来年の1回目、ちょっと来れないんだけど誰か代わりに読んでくれる人います?」

「うわ~、この絵いいね、ステキ。誰の絵?」

「貸し出しのファイルって誰か持ってます?」

「4年生の教室って、端だったよね」「3階、3階」

「よし、…行くか!」「最後だね、がんばろー!」

*****

控え室に集合し、”出陣”までおよそ10分。

部屋の雰囲気、伝わりましたか?

| | コメント (7) | トラックバック (0)

子ども会ラプソディ

地域で子育て

暖かな響きが感じられるワードですけど

裏舞台は…。

あぁ

なぜに 

もっと 謙虚にならぬ?

わからないことは

素直に 「知らないから教えて」って なぜ言えぬ?

ヒトとヒトとのコミュニケーションの方法

そんなにむずかしいもんじゃないだろう?   ね?

・・・・・仲裁役の私のバッグには胃薬がスタンバイ。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

「クリスマスくまくん」

書店でも図書館でも、

絵本の特設コーナーは、クリスマスものであふれています。

この時期、図書館にあるクリスマス絵本は、読みきかせの人たちが根こそぎ持っていってしまって、あまりありません。

心配性なメンバーさんは、12月に入るやいなや、お目当ての本をさっさと借りているし。

2,3冊残っていた中で1冊借りてきました。あまり好みの絵じゃないんだけど。

タイトルもあまりひかれるものではなかったし。

でも…

これ、

”当たり”でしたよ!!!

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「クリスマスくまくん」 (A・マンガン・作/J・モス・絵/あまんきみこ・訳)

真っ白なクマのぬいぐるみ。真っ赤なマフラーがとてもおしゃれです。

おもちゃ屋のウインドゥに飾られて、誰かの家に買われていくのをじっと待っています。

「クリスマスまでに 自分のうちが見つかるかなぁ」

・・・・売れないおもちゃは、ウインドゥから店の奥へ。そして高い棚の上へ。

「このクマは 売れそうもないから  

      もうここに ないほうが いいわね」

店員さんのつぶやきといっしょに、クマは体を持ち上げられました。

・・・・・高い棚には、サルのぬいぐるみとお人形がいていろいろ話しをしてくれました。

「ぼくたちは、忘れられているんだ。

     子どもって、低い棚しかみえないだろ」

     *****

何日か経って、高い棚にはくまくんだけが残っていました。

「クリスマスまでに ぼくのうちがみつかるかなぁ」

そして、ある日!

くまくんは棚から下ろしてもらえたんです。「うちの娘にどうかしら」

うれしい気持ちでいっぱいのクマくん。でも……。

「こんなクマ、いらない!」

部屋の隅になげつけられてしまいました。返品されて、またあの棚へ逆戻り。

・・・・・・もうだめ。ぼくのことなんて、だれも欲しくないんだよ。

    *****

クリスマスイブの日。

姪へのプレゼントを探しにきた夫婦にクマくんは買われました。

本当はうれしいはずなのに、クマくんは包み紙の中で泣き出しそう。

・・・・・ぼくのこと、すきになってくれるかな?

・・・・・ぼくのこと、いらないって言ったら どうしよう?

   *****

つつみをそっと開いた女の子は、クマくんをじっと見つめ…

         ぎゅっと抱きしめました。

この場面すばらしいです。女の子の表情をぜひごらんください。

私は涙がじわっ・・・とわいてきてしまいました。

  *****

ちょい、トイーストーリーっぽいですが、

絵に好き嫌いがあるかもしれませんが、

泣かせます。

ぜひ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アメ横

”TVチャンピオン”の「アメ横王選手権」を見ました。

【お買い得】【半額】【見切り品】…という言葉にめっぽう弱いharryですので、アメ横の様子をワクワク見ていました。

あぁ、豆菓子買いたい。

でも、落花生にお砂糖のついたヤツを買ったことがあるけど、食べ過ぎて太ったのでちょっとなぁ。

でも、紅白とか見ながらポリポリしたい…。

あぁ、カニ買いたい。毛ガニ。

利尻とか日高とかの昆布も買いたい。

シラス干しも買いたい。

仁木の菓子で死ぬほど買いたい。

…食い物ばっかりです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

「名前は祈り」毛利武・詩

「名前は祈り」 (毛利武) 

   ~~「親から子へ伝えたい17の詩」(双葉社)より~~

深く心を動かされた詩です。ぜひ紹介したいと思いました。

     ******

     名前は その人のためだけに

    用意された美しい祈り

    若き日の父母(ちちはは)が

    子に込めた願い

    幼きころ 毎日 毎日

    数え切れないほどの

    美しい祈りを授かった

    祈りは身体(からだ)の一部に変わり

    その人となった

    だから 心を込めて呼びかけたい

    美しい祈りを

   *********

毛利さんの言葉より・・・

   <この世に存在するものには必ず名前があります。名前があるのは、その存在を求められているからです。中でも人の名前は特別な言葉です。自分のためだけに用意され、一生のあいだ名乗り、呼び続けられる言葉です。>

  ・・・略・・・

   <一生涯にわたって使う名前ですから、そこには親の願いを込めたいもの。あまたの候補から、たった一つ、願いをこめて名を決めます。それは祈りの実です。天から授かった祈りの実です。>

     *****

「講談社・子どもの本通信ダンダン vol.15」に載っていました。

先ほどの詩には、太田大八さんの絵がついていました。

子どもへの虐待の事件がこのところ多く挙げられます。虐待する親だって、名付けたときはそれなりに愛をもっていただろうに。

     *****

これからは、もっと子どもの名前を呼んであげたいと思いました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「夜のピクニック」(恩田陸)

「夜のピクニック」(恩田陸・新潮文庫)

<一部書き直しています>

      ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

読みたい読みたいと思っていました。

ダンナがまだ読まないようなので、お先に失礼して。

電車の中でイッキ読み。

      ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

みなさんはもうお読みになったかと思いますので、あらすじとかは省略。

本を読み終わって感じたことを少々。

自分が融や貴子と歩いている感覚はいうまでもありません。

最後の1行を読み終わって、ふと自分が広々とした海をながめている気持ちになりました。読み始めからずっと小さな川に沿って歩き、いつの間にか河につながり、そして海へ出た。

海風が心地よいなぁ。冴え冴えとした気分。

お話しの最後に海が出てくるわけではないのに。(途中ではでますけどネ)私の心は、小高い丘の上から、穏やかな海をみている気持ちに。これホントなんです。不思議。

もしかして自分の高校時代の思い出が蘇ってきたのだろうか?(私の通っていた高校は、なんと国道1本を隔てて海がありました。)

…ということは、読むうちに、私自身が高校生に戻って、北高校ではなくS高校生として、彼らの歩行祭を見守っていたんだろうな。

融の最後の場面がとてもいいなぁと思いました。

<融はその「いつか」を坂の上に見る。ずっと先にある、必ず来るその日を。上り切った坂の上に確かに見る。>

       ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

私にも、見えた。見上げた空の青さが確かに見えた。

映画になりましたけど、見た方いらっしゃいますか?どうだったか感想を聞かせて欲しいです。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »