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「クリスマスくまくん」

書店でも図書館でも、

絵本の特設コーナーは、クリスマスものであふれています。

この時期、図書館にあるクリスマス絵本は、読みきかせの人たちが根こそぎ持っていってしまって、あまりありません。

心配性なメンバーさんは、12月に入るやいなや、お目当ての本をさっさと借りているし。

2,3冊残っていた中で1冊借りてきました。あまり好みの絵じゃないんだけど。

タイトルもあまりひかれるものではなかったし。

でも…

これ、

”当たり”でしたよ!!!

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「クリスマスくまくん」 (A・マンガン・作/J・モス・絵/あまんきみこ・訳)

真っ白なクマのぬいぐるみ。真っ赤なマフラーがとてもおしゃれです。

おもちゃ屋のウインドゥに飾られて、誰かの家に買われていくのをじっと待っています。

「クリスマスまでに 自分のうちが見つかるかなぁ」

・・・・売れないおもちゃは、ウインドゥから店の奥へ。そして高い棚の上へ。

「このクマは 売れそうもないから  

      もうここに ないほうが いいわね」

店員さんのつぶやきといっしょに、クマは体を持ち上げられました。

・・・・・高い棚には、サルのぬいぐるみとお人形がいていろいろ話しをしてくれました。

「ぼくたちは、忘れられているんだ。

     子どもって、低い棚しかみえないだろ」

     *****

何日か経って、高い棚にはくまくんだけが残っていました。

「クリスマスまでに ぼくのうちがみつかるかなぁ」

そして、ある日!

くまくんは棚から下ろしてもらえたんです。「うちの娘にどうかしら」

うれしい気持ちでいっぱいのクマくん。でも……。

「こんなクマ、いらない!」

部屋の隅になげつけられてしまいました。返品されて、またあの棚へ逆戻り。

・・・・・・もうだめ。ぼくのことなんて、だれも欲しくないんだよ。

    *****

クリスマスイブの日。

姪へのプレゼントを探しにきた夫婦にクマくんは買われました。

本当はうれしいはずなのに、クマくんは包み紙の中で泣き出しそう。

・・・・・ぼくのこと、すきになってくれるかな?

・・・・・ぼくのこと、いらないって言ったら どうしよう?

   *****

つつみをそっと開いた女の子は、クマくんをじっと見つめ…

         ぎゅっと抱きしめました。

この場面すばらしいです。女の子の表情をぜひごらんください。

私は涙がじわっ・・・とわいてきてしまいました。

  *****

ちょい、トイーストーリーっぽいですが、

絵に好き嫌いがあるかもしれませんが、

泣かせます。

ぜひ。

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コメント

harryさん、おじゃましまぁす♪
ぜひ、読んでみたくなりました。
図書館事情、かなり大きく頷きながら読ませていただきました。
夏休み中の図書館も、本棚が悲しいほどカラカラなんですけど(泣)
今年、拙ブログのクリスマス特集は、家の本棚にあるものでやって正解でした。
まさか、アスベスト工事で急に10日も閉館になるなんて、誰が予想できたでしょうか・・・。

投稿: わかな | 2006年12月16日 (土) 16:26

わかなさんへ:
小1の子どもたちにこの本を読みきかせをしてきましたよ。
この本の欠点は、見開き1頁が1場面じゃないところ。
なので、白い紙を貼りページを隠し、間合いを持たせました。
子どもたちの反応がおもしろかったですよ。
クマくんが「こんなの要らない!」って放り投げられた場面。前の方に座ってた女の子が、「あたしなら、あのクマ買うよ」って口をとがらせてつぶやきました。
思わずその子の顔をみて、微笑んでしまったharryでした。
最後の場面の前は、たっぷり余韻を持たせてからめくると、子どもたちからタメイキが聞こえてきました。
・・・読み手冥利につきました。(T_T)

投稿: harry | 2006年12月16日 (土) 22:58

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