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読書好きの男の子

<中学図書室ドタバタ日記>

中2のある男子生徒。

何かにつけて話しかけてきます。

とても本好きのようなので、「いつもどんなの読んでるの?」と尋ねました。

「じゃあ、明日持ってきます」

持ってきたよ、旅行カバンにぎっしり!!!

私は…めまいがしました。

そして、「これ、貸してあげます。がんばって読んでみてください」と、渡されたのが 

西尾維新の【刀語(かたながたり) 一~五巻】

西尾維新の本は、中学生に人気とは聞いていたものの、読んだことがなかったので、良い機会だと思いました。

読み始めたはいいが・・・・・・。

う~ん。

真面目に読んじゃいかんのだなぁ。これは。きちんと立ち向かうとエラクしんどい。・・・っていうか、ついていけない。 (T_T)

どーにかこーにか、5巻読みました。(4,5巻目はほとんど斜め読み)

本日、めでたくT君に返却。

すると…

「はい!6巻目っ」

 ひぃ~っ!!(>_<)

お返しに あさのあつこの「#6」 を貸してあげました。

”ネズミ”の魔力にかかれ、T君。心理描写とはこういうもんだ。

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コメント

でたな~~っ超個性派。

>西尾維新の本は、中学生に人気とは聞いていたものの・・

西尾維新・・・ぜんぜん知らないです。私も読んでみようっと思っちゃいました。それで、交換条件としてあさのあつこ を差し出したのですね。

harryさん、この手法を日本に広めましょう。
いわゆる「今時の若いもんが何を読んでるか」を知らねば。彼らの知的好奇心の第2、第3の扉をノックする権利さえ、おとなの私にはないです。
(山田詠美にたじろいているような場合ではない!:私のこと)
あ~あでも、「バトロア」とか「蛇にピアス」とか、本に触るのも怖いんですよ。40半ば過ぎて、ご清潔気取ってる場合じゃないのはわかっているんですけど。

小学生にも言えますよね。「デルトラ」なら全部読むよって子どもいます。「おばちゃん、デルトラどう?」なんて聞いてこられても会話になりませんでした。

仕事で読むのって、想像しただけで大ごとですね。

投稿: クリクター | 2007年6月12日 (火) 13:01

クリクターさんへ:
それがさ、「刀語」の6巻はけっこうおもしろかったんです。もしかして、ノーミソが慣れてきたのかも!
それでもって、T君は、まんまとワナにかかりました。「#6の2巻目貸してください」って言ってきたんですよ。
うっしっし…。
T君を仕留めたと気を良くしていたら、なんと新たな敵(!)が登場。今度は女子です。
「ケータイ小説いいよぉ~。これ貸すよ!」
と持ってきたのが、YOSHIの「もっと、生きたい…」。
YOSHIといえば、あのサイテー小説「DEEP LOVE」の作者ですよ。うえ~んっ (>_<)
過酷な日々が続きます。
こちとら、課題図書のレビュー(先生向け・生徒向け別々)に書こうとしてるところなのに…。(あ、課題図書の「レネット・金色の林檎」は、けっこうよかったですよ。スルスルと読めました。)
クリクターさんの言うとおり、今時のワカイモンが何を読んでいるのか知らないとダメですね。敵を知らずに「岩波文庫」なんて出したってダメなんだなぁ。ケストナーなんて出したって、「玉砕」間違いなしだよ。 

投稿: harry | 2007年6月12日 (火) 17:57

おおぅ!!またまた強敵現る。
子どもらharryさんに興味津々見たいですね。う~んこれはしばらくねむれない日々が続くのかも・・・。

あのう、今これを書くまでに、こんなことが。
実は、西尾氏の魔力が我が家の中に及んでいました。

昼間、学校から帰った子ども(そろそろ二十歳)に、「西尾維新って知ってる?」「しーらなあい。」「どうやらデスノートとかにも関わってるらしいし、中学生くらいに人気があるんだってさ。それでさ『化物語』っていうのを上下、図書館にリクエストしたんだ。」
「えっ、それならこの間から友達に借りてるよ。まだ読んでないけど・・・。作家は知らなかった、本屋で並んでいて装丁が気に入ってたし、友達が面白いって言ったからかりたんだ・・・・。ほれっ。」
というようなわけです。
私が、『化物語』に決めたのは、たまたま即借りられるのが、その作品だけで、全くの偶然。
本って、私たちを待ち伏せしてますよね。

投稿: クリクター | 2007年6月13日 (水) 00:19

↑ 私が予約していたのは、『サイコロジカル』でした。
 「なぁあんだ。」の展開のはなしになりました。
・・シュン(_ _。)

投稿: クリクター | 2007年6月13日 (水) 07:55

クリクターさんへ:
クリクター家も西尾さんが入り込んでいたとは驚きです!やっぱし人気あるんですねぇ~。
私もちょっと前に息子に聞いてみたら
「ああ、デスノートのBB殺人事件を書いた人じゃない?」って即答したもんね。
YOSHIの「もっと、生きたい…」を読み始めました。なんじゃ、こりゃ?です。世も末です。

投稿: harry | 2007年6月13日 (水) 09:34

「BB殺人事件」て装丁がずごくかっちょいいの。
我が家の本棚、おかげでぐっと引き締まったよ~
本に関しては時々面食いになります。

投稿: まあ | 2007年6月13日 (水) 14:15

まあさんへ:
そうそう!装丁で惚れちゃうことありますよね。
「面食い」
その通りだと思います。
中学課題図書の1冊「一億百万光年先に住むウサギ」の装丁はすごくいい。センスいいなぁと感じます。
やっぱ、見た目って大事だよねぇ。

投稿: harry | 2007年6月14日 (木) 06:28

『サイコロジカル』来ました。
冒頭から入り込むのが難しくて・・・「ヘンだ。」と子どもに愚痴りましたら、まるで根性無しのようにしかられました。
裸眼ではなおさら無理なので、老眼鏡をかけて読んでみます。

アキバ系というのの仲間?・・・・・カナd(^v^*)。

投稿: クリクター | 2007年6月15日 (金) 07:53

クリクターさんへ:
おっはよ~ございます!

>まるで根性無しのようにしかられました。

うはは~~~~~~~~(^_^)
クリクター家のひととき、ナマで見たかったなぁ。
私もクリクターさんちのお子さんに叱られるんだろうな。「コンジョなしっ!」って。
ハイテクのキップ売り場でもたつくおばあさんの姿が私とダブります (T_T)
でも、やっぱし「ヘンだ」って思うよね。よかった、同じで。
YOSHIの「もっと、生きたい…」を読み終わりました。すごかったです。こんなので印税ガバチョだと思うと…。私の方がもっとマシなの書けるんちゃうやろか???って、きっと思いますよ、誰も。
携帯小説だから、「その場のインパクトさえ強ければ、次も読んでもらえる」っていう”もくろみ”がバレバレで、最初と最後のつじつまが合ってなかったり、伏線がめちゃくちゃになっていたり。
まあ、読む価値有り。ひどい例のね。

投稿: harry | 2007年6月15日 (金) 08:16

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