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2007年7月

夏休みエレジー

一日中、台所に立っているような気がする。

一日中、床に落ちている物を拾い上げている気がする。

食材を買ってきても買ってきても、すぐに無くなる。(特にお菓子)

気がつくと、何か口に入れてモグモグやってる。

     ****

夏休みは、「おかーさん」にとっちゃ、”休み”じゃなくて<終日営業店>です。

ギャオ、ギャオ、ギャオ~~ンッ!!!

耳を澄ませてごらんなさい。怪獣の吠える声が聞こえませんか?

それは、私の遠吠えです。

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しんどいよぉ~~~(T_T)

放送大学の「司書教諭講習」が始まりました。

1日分の講義は次のとおり。

  テレビで3科目・ラジオで2科目。

  それを15日間。

  1回は45分です。

これはまさに学校です。

テキストを読んでおかないと(予習しておかないと)、さっぱりわからん…。

テレビは AM 6:00~8:15まで(再放送は翌日の昼間)
ラジオは AM 9:45~11:15 (再放送は翌日の夕方)

地獄じゃ~~~~地獄じゃ~~~~(T_T)

おもしろいものあるけど、お勉強生活を離れた身には45分間はツライ!

地獄じゃ~~~!!

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1学期を終えて

怒濤の1学期が終わりました。

4月から、中学図書室に勤め始めたのですが、4~7月の3ヶ月間がとてもとても長かった様な気がします。

民間にしか勤めたことのない私にとって、公務員、特に学校という職場は、戸惑うことばかり。(以前、企業の図書館には勤めた経験があります。NTT日比谷図書館です)独特の雰囲気があります。正職員とは違うので、立場もビミョー。

何よりも、学校図書館は公立図書館とは違って、「お客さん(生徒)」は、本の好きな子ばかりではない。

「もっと挿絵のついたのない?」
「横書きの本がいい」
「怖いやつ」
「恋愛っぽいの」
「字がいっぱいで、なんかムリ、この本」

こういう子に、ホントにたくさん接しました。

公立図書館は、本の世界への「敷居」をすでにまたいでいる子が来ます。(宿題で調べに来る子は別です)

でも、学校図書館はそうじゃない。

自習で図書室を使うとき、本を”めちゃくちゃに引き抜いては突っ込む”の繰り返しをして、なんとなく時間をつぶしている生徒の多いこと。

写真集しか見ない生徒。ずっとおしゃべりをしてる生徒。コミックを1人で10冊も占領している生徒。

図書館の使い方・過ごし方のわからない生徒のなんと多いこと。

これは、小さい頃の保護者の責任・または小学校できっちり教わってこないことの結果です。

学校内における図書室の役割を、現状をみながら考えていきたいと思います。

関心のない先生に振り向いてもらうには、それなりの理論と数字を用意することがとても重要だと思っています。(メディアのチカラも強力です)

長く続けること、説得できる正確な知識を持つこと、様々な企画を用意すること、何よりも信頼してもらえる人間関係を培うこと。

このブログを書きながら、再確認しています。

2学期は、少しチカラをゆるめて進もうと思っています。(緩急のメリハリがおっ!という驚きを倍加させるので)

*****

1学期(4/18~7/20)の貸出総数は、932冊でした。(一日当たりでは、16,6冊)

めっちゃ増えました!!うれしいです。

手をかけると、子どもって応えてくれるんだね。中学生でも!

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出た~~~っ!130冊。

<中学図書室ドタバタ日記>

今日・明日は、「夏休み前特別貸し出し」として、1人5冊まで図書の貸し出しをします。

お昼の放送で、図書委員さんにコマーシャルしてもらったおかげでしょうか。昼休みと同時に、ドドド~~~ッ!と生徒がやってきました。

昼時のコンビニも真っ青。月末の銀行も真っ青なくらいの大混乱が。

「セブンス・タワー」を5冊借りる子もいました。
           (おいおい、カバンに入らんのとちゃうか?)

「感想文にぴったり本・特集」の展示の前は、立ち読みの子どもだらけ。

結局、本日1日の貸し出しは…

    1年生:35冊  2年生:88冊  3年生:17冊

    合計で 130冊でした。

いよいよ明日は終業式。放課後に1時間ばかり開館します。さてさて、記録はどこまで伸びるかな。楽しみです。

・・・・・でも、とっても疲れました。

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うれしかったこと

<中学図書室ドタバタ日記>

昨日、けっこううれしいことがありました。

司書室に小さいホワイトボードがあります。そこになにやらメッセージが。

「読書感想文を”新撰組”の本で書こうと思いますが、どうですか?」

2年生の女子からでした。

初の「真面目な読書相談」です。

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学校図書館向けのカタログ

<中学図書室より>

生徒用図書をまかされているharryです。

・自分で読んできてよかったもの、楽しかったもの
・うちの長男が読んで「よかった~」と言っていたもの
・新聞の書評やJPIC(出版文化産業振興財団=harryの所属する団体です)のインフォーメーション。
・生徒からのリクエスト。
・生徒との話の中からの情報
・書店員さんのお話し(宣伝) 
・書店店頭のPOP

私の選書は、こういうところを参考にしています。

先日、書店から「学校図書館に入れたい本」というカタログが届きました。

  おお~~~、各教科ごとにまとめてある。 
  へぇ~~~、こんな本もあるんだぁ。
  あっ!これあると絶対べんりだ。

けっこう感動&感心しながらページをめくっていました。

         が…。

「文学(読み物)」のところを見て、ガックリ。

       古くさい。重たい。カタイ。

確かに「いい本」ばかりのラインナップです。しかし、「読むアタマ」が出来ている子ども向けなんです。

本があまり得意じゃない生徒にはちょっと難しい本ばかり。…平たく言うと、<読書感想文が書けそうな本>がかなり多い。

カタログを見て、「このYAセットよさそうだ」 な~んて、めくらで注文しちゃ大変なことになります

学校図書室の財産になるかもしれないけど、生徒の心には留まりません。

刑事さんじゃないけど、情報は「足」で、自分の「目」で確かめたいです。

<大切なみんなの税金>で買うのだからね。

ただ、流行の本ばかりはダメですよね。1年で読み捨てになってしまいます。

「YA」が、ジャンルとしてやっと確立してきたこの頃。

勉強のしがいがあります。

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大学生だ~い!

9月末日までですが、大学生になったharryです。

放送大学ですよ。

夏期集中講座を受講します。

(司書教諭の資格をゲットするためです)

今日、教科書が届きました。

受験生の長男に、おかーさまの猛勉強の姿を見せつけてやりますよ。

エイエイオー (^^)/ (^^)/ (^^)/

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新着図書 パート2

<中学図書室ドタバタ日記>

市より「図書購入費」が提示されました。ほっと一息です。

さっそく書店へGO。今回購入した本は次のとおりです。

「ぼくらの心霊スポット」(あさのあつこ)
        :ちょっと古いが子どもが飛びつきそうだから。
「心霊探偵八雲 2」(神永学)
        :前回、1を入れたら超人気だったので。
「スイッチを押すとき」 (山田悠介)
        :うちの長男が「山田の中ではまとも」と言ったので。

「8.1」 (山田悠介) 
        :短編集なので、本が苦手な子もいけるかもと思って入れたけど、実際に読んでみるとあんまりイイ出来じゃないかも。
「削除ボーイズ0326」 (方波見大志)
        :ポプラ小説大賞で賞金一千万円の作品。単純に私が読みたかったから。

「こどもたちへ」 (水谷修)
    :夜回り先生の本がうちの中学でけっこう読まれているので。
「またまたへんないきもの」 (早川いくを)
      :本嫌いの子へ。せめて絵を見てくれな。

「ランナー」 (あさのあつこ)
        :「バッテリー」よりもスゴイ!と言えば子どもが読みそうだし、何より私が読みたかったから。

「みんなのなやみ」「こどものためのドラッグ大全」 (理論社)
       :前から入れようと思っていたので。中学生にはちょうどいいんじゃないかな。

「タイムカプセル」 (折原一) 
     :理論社の「ミステリーYA!」シリーズ。中3が主人公で、”10年前に埋めたタイムカプセル”なんていうキーワードも興味をひきそうだから。
「満ち潮の時、彼女は」 (早見祐司)
        :これも「ミステリーYA!」より。表紙がキレイ。内容も「学園ホラー」という中学生女子がいかにも読みたそうな感じだから。

「世界を見る目が変わる50の事実」 (J・ウィリアムス) 
        :「世界がもし100人の村だったら」の系統をひく社会科関連の本。絵も字もはっきりくっきり。短くてわかりやい。

「おもしろい話が読みたい 青龍編・白虎編」 :朝読書向き。

            *****

今、図書室の展示は 「アナタはイヌ派?ねこ派?動物が主人公の本」をやっています。

来週からは、「夏休みの宿題対策・感想文にうってつけの本特集」の予定。

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やられた…!!

「表紙の色づかいのキュートさ」&「タイトルのおもしろさ」にひかれ、手に取りました。

ほのぼの系のコメディっぽいものかと勝手に思って読みました。

中盤あたりまでは、ほのぼのしていたのですが……。

後半に入り、とんでもなくスゴイ展開となってきたのです。

これって、ぜんぜん ほのぼのじゃないじゃん。
表紙にだまされた!!

そんな思いでいっぱいになりました。

読み終わって、表紙をもう一度。

あっ!

主人公のまゆげ。

これが、ストーリーのすべてを語ってたとは!

                     ******

私は 「お値下げ品」ワゴンが大好きですけど、その中の缶詰は絶対に買わないと誓いました。なぜかって? それは、この本を読んだら納得するよ。

 「ラベルのない缶詰をめぐる冒険」 (アレックス・シアラー/竹書房)

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