怒濤の1学期が終わりました。
4月から、中学図書室に勤め始めたのですが、4~7月の3ヶ月間がとてもとても長かった様な気がします。
民間にしか勤めたことのない私にとって、公務員、特に学校という職場は、戸惑うことばかり。(以前、企業の図書館には勤めた経験があります。NTT日比谷図書館です)独特の雰囲気があります。正職員とは違うので、立場もビミョー。
何よりも、学校図書館は公立図書館とは違って、「お客さん(生徒)」は、本の好きな子ばかりではない。
「もっと挿絵のついたのない?」
「横書きの本がいい」
「怖いやつ」
「恋愛っぽいの」
「字がいっぱいで、なんかムリ、この本」
こういう子に、ホントにたくさん接しました。
公立図書館は、本の世界への「敷居」をすでにまたいでいる子が来ます。(宿題で調べに来る子は別です)
でも、学校図書館はそうじゃない。
自習で図書室を使うとき、本を”めちゃくちゃに引き抜いては突っ込む”の繰り返しをして、なんとなく時間をつぶしている生徒の多いこと。
写真集しか見ない生徒。ずっとおしゃべりをしてる生徒。コミックを1人で10冊も占領している生徒。
図書館の使い方・過ごし方のわからない生徒のなんと多いこと。
これは、小さい頃の保護者の責任・または小学校できっちり教わってこないことの結果です。
学校内における図書室の役割を、現状をみながら考えていきたいと思います。
関心のない先生に振り向いてもらうには、それなりの理論と数字を用意することがとても重要だと思っています。(メディアのチカラも強力です)
長く続けること、説得できる正確な知識を持つこと、様々な企画を用意すること、何よりも信頼してもらえる人間関係を培うこと。
このブログを書きながら、再確認しています。
2学期は、少しチカラをゆるめて進もうと思っています。(緩急のメリハリがおっ!という驚きを倍加させるので)
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1学期(4/18~7/20)の貸出総数は、932冊でした。(一日当たりでは、16,6冊)
めっちゃ増えました!!うれしいです。
手をかけると、子どもって応えてくれるんだね。中学生でも!
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