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2008年11月

2連ちゃんで勉強会

昨日、今日の2日連続で、勉強してきました。

① 11/29 (お茶の水・駿河台記念館にて)

 「本の紹介文を書いてみよう 児童書編」講座

 講師:神部光男氏
 …偕成社・学研・童心社の元編集者。
  日本子どもの本研究会副会長、国際子どもの本研究センター理事、日本児童教育専門学校講師。

② 11/30 (新宿・ファーストウエストにて)

「ヤングアダルト文学」講座

 1)基調講演:さくまゆみこ氏
…「リンの谷のローワン」「クロニクル千古の闇」等の訳者・玉川大学大学院講師

 2)ブックトーク実践講座

          *************

さくまゆみこ氏の講演は素晴らしかったです。「明日からがんばろう!」と思えました。

印象に残ったところ4点

*翻訳の仕事は「3M」である。
      難しい(思った以上に)
      めんどうくさい(裏付けのために調べなくちゃいけないので)
       儲からない

*「本」とは、大人が子どもの周りに用意する「窓」である。
 

*「翻訳物」は、異国の友だちについて考えることのできる窓であり、大人は意識的にそれを設けたい。自分とは違う環境、境遇、考え方を知ることができる。友だちについて深く考えることは「思いやり」につながる。(友だちのいる国と戦争ができますか?)

*子どもは「今、ココ」に縛られている(客観的に物事が見られない)。
 「今、ココ」の世界が息苦しいところならば、その子にとって日常は「生きにくい場所」なのだ。
しかし、本の世界は 「今、ココ」以外のところへ容易に連れて行ってくれる。

「本」は、いろいろな世界を知る「窓」であるが、

「今、自分のいるところとは異なる場所もあること」を、知らせてくれる物でもあるのだ。

               ☆☆☆☆☆

有意義な2日間でした。

でも、さすがにくたびれました。

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サブタイトル

「中坊のリアル本」

印刷も終わり、あとは綴じるだけとなりました。

製本テープも用意済み。

31ページのなかなか立派なものが出来ました。

メインタイトルだけでは、意味の通りが悪いため、
サブタイトルを国語のH先生が考えてくださいました。

**********

か~な~り、悩んだ末に生まれたサブタイトル。

「中坊のリアル本 ~私たち中学生が選ぶ魂の本~」

誰です?「…んな、大げさな…」ってつぶやいたのは!!!

たましー!です。スピリットですがな。

私は、大満足です。

このガイドブックを見たいとメールをくださった方々、まもなくお届けできますよ。

待っててね。

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「私は貝になりたい」を観て

本日は代休だったので、映画を観てきました。

中居くん主演の「私は貝になりたい」

やはり客席は熟年層以上が多かったです。

巣鴨プリズンの金網越しに、夫婦、親子が対面する場面。

周りはすすり泣きの声が満ちていました。

冤罪。

無力な敗戦国民。

とても恐ろしかったです。

重たい映画でした。(知っていましたがね)

でも、

なんか今ひとつ、どっぷり浸かれなかった。

きっと、中居くんや仲間由紀恵さんが、こざっぱりしすぎていたからかも。(美男美女すぎ)

景色を美しく撮りすぎて、意識が分散してしまったからかも。

子どもの頃、フランキー堺さんのを観たときは、とてもとても怖かった。

モノクロとカラーの違いもあるかもなぁ。

大物俳優さん・タレントさん達に目を奪われたせいもあるかも。(石坂浩二とか鶴瓶さんとか、武田鉄也さんか草薙くんとか)

う~む。

でも、このお話を知らない人は、ぜひ観て欲しいです。理屈が通らないってことが世の中にあるんだってこと。

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男子高の家庭科

昨夜、帰宅した長男がすまなそうに言いました。

「明日さぁ、家庭科でネギとニラ使うんだよ。ある?ないよねぇ?」

調理実習で麻婆豆腐を作るんだそうな。

****

ふと、疑問に思ったので聞いてみました。

「男子高の家庭科ってどんな雰囲気?」

授業の雰囲気、みなさんも知りたくないですか?

長男の答えに、な~るほど!って妙な感動を覚えました。

長男の答えとは…??

コメント欄へGO!

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表紙はコレだよ!~中坊のリアル本!~

一足お先に、チラ見せしちゃお。

「現役中学生が薦める本 中坊のリアル本」

Dsc00825 表紙(キツネの切り絵)はKさん作
  

ウラ表紙(女の子のイラスト)は Oさん作
 

二人ともとても上手ですよね。芸術部の3年生です。

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「中学生に薦める本」ガイドブック!もうすぐ完成。

9月より制作中の「中坊のリアル本」

昨日、仮刷りをし、校正の段階に入りました。

とてもイイ感じです。

やっぱり表紙の画像が入ると、雰囲気が違いますね。

全31ページ。

赤ペンを持って校正をしていると、レビューを書いてくれた生徒達が「見せて見せて!」と、口々に言ってきます。

「うわぁ、これ、ウチが書いたヤツだぁ」

完成品じゃないのに、うれしそうにずっと見入っていました。

もうじき出来上がります。

**************

現役中学生が書いたオススメ本ガイドブック 

  「中坊(ちゅーぼー)のリアル本」

読んでみたい方、お分けします。

プロフィールにアドレスがありますので、住所等はそちらに。

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表紙の画像について(著作権)

ただいま制作中の「中坊(ちゅーぼー)のリアル本」

今、レイアウトの最中です。

完成まであと少し!

「あれ?まだ出来てなかったの?」なんて声が聞こえてきそう 

実は…。

書評の脇に、本の表紙画像を載せるにあたり、各出版社に「著作権利用許可」の申請をしています。

23社に連絡をとっているため、なかなか時間がかかってしまい…。

今のところ、どの出版社も快く承諾していだたいていますが、

角川書店さんは、ちょいと縛り(条件)がありました。

画像を載せるに当たり、

①著作名・出版社名を明記
②画像のドット数の制限
③「C角川」と表記
④画像のトリミング禁止

電撃文庫を出しているメディア・ワークスさんは、著者名に併せて、イラストレーター名も明記してくださいとのこと。

新潮社さんは、ホームページから、「画像使用許可書」をダウンロードできます。こういう問い合わせが多いのでしょうね。

ホント、いろいろ勉強になります。

(ちなみに、小学館さんと詳伝社さんは×でした。なので表紙画像の代わりに生徒のイラストを挿入することになりました。)

           ***********

書評の側に添えられた表紙画像については、著作権法の31条「引用」にあてはまり、許可無くしてOKかなぁと思っていたのですが、市立図書館の方に相談すると、「一応許可を取った方が無難」とのこと。

出来上がった冊子は、T中だけではなく、いろんなところへお邪魔すると思います。なので、ちゃんと手続きをふんで作ることにしました。

ゴールは目の前。全力疾走じゃ!

…って、転ばないように気を付けなくちゃね。 えへへ。

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生徒を追いかけて…負傷。トホホ…

<中学図書室ドタバタ日記>

昨日の出来事。

6時間目も終わり、清掃の時間。

図書室掃除は、2年生担当です。でも、3年生の姿がチラホラ。

おサボリさんたちです。

自分の掃除をさぼって、図書室へと逃げ込んでくるわけです。

たいていは、フリョーの坊主たちで、ダラダラとしゃべっています。

何度注意しても、言うことを聞かないので、ほったらかしにしています。(担任には報告しますよ)

ところが、昨日。

一番の暴れ馬が、ボクシングのマネをして、書架の本に向かってパンチをくれたのです!!

これには、日頃(表向きは)冷静な、harryさんも、ぶち切れました。

「てめえ、本を殴ったな。絶対ゆるさねぇからな!!!!!」

凍りつくまわりの生徒。

脱兎のごとく逃げ出す”暴れ馬”。

******************

ここで、許すわけにはいきません。追いかけました。

二階から一階、職員玄関から外の駐車場へ。上履きのままで逃げる逃げる。

私も、サンダルのまま、後を追って校外へ。

私はチビなので、学校内では七㎝ヒールのサンダルを履いています。

そのサンダルで走ったものだから、段差のところでひっかかり、ザザー!と派手に転んでしまいました。

真面目に転んだのは、何十年ぶりかなぁ??

******************

”暴れ馬”クンは、逃げ切ってしまうかとおもっていたら、

なんと、転んでいる私のところへ、戻ってきたんです。

「転ぶまで走ることねぇのに…。オレ、サッカー部だよ。勝てるわけないじゃん。服、汚れてるよ」

「あのさ、本は殴っちゃダメだから。ね?」

「わかったよぉ。もう、しないから」

二人で並んで歩きながら、図書室に戻りました。

そこへ、担任が血相変えて飛び込んできて、「なにやってんだぁ~~~!!!」

膝がズキズキと痛いので、ズボンをめくってみると、手のひらくらい傷とアザ。血だらけです。ズボンの膝部分はL字型に破けてしまっています。

手のひらも鬱血。

ひぇ~~~!!まるで小学生だ!

職員室で消毒薬を塗っていたら、いろんな先生が見に来ました。「医者行きますか?念のため」とか、なんだか大ゴトになっていました。

図書室に戻り、膝を氷で冷やしていたら、女子生徒がやってきました。

「先生、どうしたん?」

「○○を追っかけてて、外の駐車場で転んだん。ほら!(傷を見せる)」

「うわ~、痛そう。でも、カッコワル」

「ホント、カッコワルイよねぇ。」

そこへ、校長先生が登場。

「harry先生、怪我したんだって?」

*******

さてさて、”暴れ馬クン”の今後の態度に注目。

今度は、サンダルは脱いで走るぞ。

負けねぇ!!!!

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この気持ちはなんだろう

昨日は、T中の合唱コンクールでした。

中学生の合唱って、発表会の日までウラのゴタゴタがたえません。

「男子が歌わない」
「みんなバラバラ」
「歌になると声が小さくなる」
「真面目に歌わない」
「また”うたれん”だよ。やってもムダだよな」
「やる気ないもん」

発表までの1ヶ月間、図書室でどれだけのグチを聞いてきたことか…。

担任や、学年を越えたつき合いを生徒としている私には、どの学年も、どのクラスも無事に歌い終わってくれることを願っていました。

文化会館の大ホール。

舞台に立ち、スポットライトを浴びた彼らは、さすがにビシッと背筋がのびています。

指揮者の緊張した顔。

面はゆそうな最前列の生徒。

どの生徒も精一杯歌っていました。

********************

毎回、心打たれる曲があります。(そのクラスが上手であろうと、下手であろうと)

出だしからウルっとしてしまうのです。

その歌詞は、生徒の等身大のようです。心の奥の声が聞こえます。

みなさんもきっとご存じのことでしょう。「春に」

この気持ちは何だろう
この気持ちは何だろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地から足の裏を伝わって
この気持ちは何だろう
この気持ちは何だろう
ぼくの腹へ胸へそしてのどへ
声にならない叫びとなってこみ上げる
この気持ちは何だろう

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