「こどもに本を買ってあげる前に読む本」に大共感しました!
『子どもに本を買ってあげる前に読む本』
~現代子どもの本事情~
(赤木かん子:ポプラ社)
全国の学校図書館司書さんは、読んだ方がいいです!!
迷いが吹き飛びます。
ああ、やっぱりそうだよ、私だけが思っていたんじゃないよ…と共感すること間違いなしです。
昔、文学少女、文学少年だった学校司書さんや、読みきかせボランティアの人は、絶対読んだ方がいい。
学校図書館の中で生徒とやりとりをして、あれ?なぜ?と思うことがよくありました。
私なりに、そのことに関して分析をしていましたが、
本書には、全く、まるっと、完全に、同じ考えが出ていました。
読みながら、「そうなんだよ、ホント、そのとーりだよ」と叫んだほどです。
内容については、後日、きちんと紹介したいと思います。
今回は、目次を載せておくので、だいたいの内容を察してください。
第一章:本を読みなさい、と子どもにいう前に。
二章:昔の本が読めなくなるおもな理由は?
三章:1998年のビッグバン
四章:子どもの本のミステリー事情と、古典となったSF
五章:マンガ抜きには語れません
六章:少女小説はたのしい
本の装丁についても、第2章に載ってます。うひゃひゃです。
今日は、私の迷いがぶっ飛んで、すご~く気分がいいです。
この本に巡り会えてよかったぁ~~。
ニキビのCM(プロアクティブ)じゃなくけど、「もう、迷わない!」って気分。
「お客様の皮膚感覚にあわせて図書館を構築すること」
これだよ、これ。
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コメント
ハリー先生
これを読んで私も読んでみたくなり、読んでみました。かんこさんにはいろんな意味で「えっ」とか「わっ」とか思うこともあるのですが、とてもおもしろかったし、小気味良かったです。
これと脇明子さんの本をじっくり読み比べてみたいなと思っています。
ご紹介ありがとうございました。
投稿: margaret | 2009年3月18日 (水) 07:07
margaretさん:
読んでくださったんですね。ありがとうございます。
私は、廃棄図書について書いてある部分で勇気をもらい、捨てようかどうしようか迷っている資料について、バッサリ切り捨てることにしたんですよ。15年も前のパソコンの教則本なんていらん!10年前の統計で終わっている「環境問題」の本なんていらん!
図書資料は、澄んだ水であるべきです。いつもフレッシュでなくては。
ね、そうですよね。
投稿: harry | 2009年3月18日 (水) 21:26
なるほど、本の廃棄。図書館なら大切なことですよね。役に立たない資料は場所ふさぎなだけですよね。
こひつじ文庫にも古くて子どもたちが手に取らない本があるんですが、私捨てられないタイプの人で、ぐずぐず残してあるんです。
来週から2週間春休みで曝書期間。ようし、私も思い切って整理するぞ!
投稿: margaret | 2009年3月20日 (金) 06:58
margaretさんへ:
おカミ(K育委員会のことです)は、廃棄についてはあまりいい顔をしません。
かん子さんの本にもあったとおり、蔵書基準値を下回ってはいけないと、ガチガチに思っているからです。
harryは今、賭に出ています。
今年度は100冊くらいずつ、半年に渡って廃棄申請をだしました。(それは全部OKが出ています)
そして、月曜に、だめ押しで300冊の申請を出します。
さてさて、ウンというか、ダメ~~!とお叱りの電話が来るか。
結果はまたのちほど。
捨てられない気持ち、わかりますよ。
でも、年々増え続けるのでねぇ。
難しいですよね。
投稿: harry | 2009年3月20日 (金) 10:42