あらまぁ
昨日のアクセス解析を見てみると…
なんと130アクセス。
どんなキーワードーでアクセスしてきたのか調べてみると
『縞模様のパジャマの少年』でした。
宿題も追い込みなのね。
がんばってください。
感想文の簡単な攻略法は…
<付箋を貼りながら読む>
お!と心に引っかかった場面、フレーズ、セリフなど、なんでも。
それをずらーっと紙に書き出すと、
何を書いたら良いのか見えてくるよ。
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昨日のアクセス解析を見てみると…
なんと130アクセス。
どんなキーワードーでアクセスしてきたのか調べてみると
『縞模様のパジャマの少年』でした。
宿題も追い込みなのね。
がんばってください。
感想文の簡単な攻略法は…
<付箋を貼りながら読む>
お!と心に引っかかった場面、フレーズ、セリフなど、なんでも。
それをずらーっと紙に書き出すと、
何を書いたら良いのか見えてくるよ。
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「先生ぇ~、なんか泣ける本ってない?」
この質問、すごく困るんです。
だれか教えてください!
ちなみに、私がこれまで答えてきたのは…
『キップをなくして』(池澤夏樹)
『コンビニたそがれ堂』(村山早紀)
『最後のパレード』(中村克)
『約束』(石田衣良)
『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
できましたらYAでお願いします。
「泣ける本」 教えてください!
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この夏の課題図書(高校)です。
なんと、岩波書店の本です。
表紙は、グレーと青の横縞。
くすんだような色遣いで、とても地味です。
(小学館の『14歳。焼身自殺日記』みたいなギンギラ派手とは違います)
読書感想文を書こうとして、ココにたどり着いた方、ごめんなさいネ。
私はあなたの役には立たないと思います。
私は、『本を読ませる立場の人間』なので、
この先は
「おお~~、読みてぇ~~っ!」と思わせるフレーズの羅列になります。
さすが千葉茂樹さんの訳です。
「翻訳もの」と一切感じさせない和文になっています。
家族のそれぞれの息づかいが聞こえてきます。
頭の中で、映像が流れるように浮かんできます。(空の色さえも)
ヒトラー政権下のポーランドが舞台。
アウシュビッツです。
ドイツ国民すべてが、迷いなく右手を挙げていたのではない…という点を描いたところが、興味深いところでしょう。
同じ家族の中でも、考え方が異なるのですから。
主人公の祖母は、始めから国の政策に疑問をもち、反論を唱え続ける。
主人公の姉は、与えられた本や回りからの影響で、みるみるうちに洗脳される。
主人公の母は、状況を肌で感じていくうちに、夫の任務について強い反感を持ち、子どもを連れて立ち去る決意までする。
そして8歳の主人公ブルーノは、その家族の狭間で、時代の中で、もてあそばれるのです。
『七瀬ふたたび』(筒井康隆)を読んだ方、いらっしゃいますか?
あのラスト、どうしようもない気持ちになりますよね。
救いようのない気持ちというか、
虚無感というか。
『縞模様のパジャマの少年』のラストは、それ以上です。
読み終わって、茫然としてしまいました。
口から出た言葉が、「こんなツライ終わりかた…」
ネットでどなたかが、ネタバレをしてるかなと探しましたが、
結末について、詳しく書いている方は見つけられませんでした。
「これは、安易に教えるべきではない」と思われるのでしょうか。
その通りだと思います。
このラストは、どうぞご自分で確かめてください。
1年後の父の姿を描いたエピローグも、心に突き刺さります。
親の立場の人が読んだなら、もしかしたら、エピローグの方がツライかもしれません。
私自身、ブルーノの父親の立場だったら、きっと大声をあげて、転げ回って泣き叫んで、いや、きっと精神か、体のどこかに異常をきたすのではないかと思います。
「これ、よんでごらん」と、YA世代に手渡す本が、また1冊増えました。
訳がバツグンに良いので、すらすらいけます。
ぜひ。
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