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2009年8月

あらまぁ

昨日のアクセス解析を見てみると…

なんと130アクセス。

どんなキーワードーでアクセスしてきたのか調べてみると

『縞模様のパジャマの少年』でした。

宿題も追い込みなのね。

がんばってください。

感想文の簡単な攻略法は…

<付箋を貼りながら読む>

お!と心に引っかかった場面、フレーズ、セリフなど、なんでも。

それをずらーっと紙に書き出すと、

何を書いたら良いのか見えてくるよ。

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「泣ける本」教えてください!

「先生ぇ~、なんか泣ける本weepってない?」

この質問、すごく困るんです。

だれか教えてください!

ちなみに、私がこれまで答えてきたのは…

『キップをなくして』(池澤夏樹)

『コンビニたそがれ堂』(村山早紀)

『最後のパレード』(中村克)

『約束』(石田衣良)

『容疑者Xの献身』(東野圭吾)

できましたらYAでお願いします。

「泣ける本」 教えてください!

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『縞模様のパジャマの少年』

この夏の課題図書(高校)です。

なんと、岩波書店の本です。

表紙は、グレーと青の横縞。

くすんだような色遣いで、とても地味です。

(小学館の『14歳。焼身自殺日記』みたいなギンギラ派手とは違います)

                   pencil

読書感想文を書こうとして、ココにたどり着いた方、ごめんなさいネ。

私はあなたの役には立たないと思います。

私は、『本を読ませる立場の人間』なので、

この先は

「おお~~、読みてぇ~~っ!」と思わせるフレーズの羅列になります。

                   pencil

さすが千葉茂樹さんの訳です。

「翻訳もの」と一切感じさせない和文になっています。

家族のそれぞれの息づかいが聞こえてきます。

頭の中で、映像が流れるように浮かんできます。(空の色さえも)

                  pencil

ヒトラー政権下のポーランドが舞台。

アウシュビッツです。

ドイツ国民すべてが、迷いなく右手を挙げていたのではない…という点を描いたところが、興味深いところでしょう。

同じ家族の中でも、考え方が異なるのですから。

主人公の祖母は、始めから国の政策に疑問をもち、反論を唱え続ける。

主人公の姉は、与えられた本や回りからの影響で、みるみるうちに洗脳される。

主人公の母は、状況を肌で感じていくうちに、夫の任務について強い反感を持ち、子どもを連れて立ち去る決意までする。

そして8歳の主人公ブルーノは、その家族の狭間で、時代の中で、もてあそばれるのです。

                    pencil

『七瀬ふたたび』(筒井康隆)を読んだ方、いらっしゃいますか?

あのラスト、どうしようもない気持ちになりますよね。

救いようのない気持ちというか、

虚無感というか。

『縞模様のパジャマの少年』のラストは、それ以上です。

読み終わって、茫然としてしまいました。

口から出た言葉が、「こんなツライ終わりかた…」

ネットでどなたかが、ネタバレをしてるかなと探しましたが、

結末について、詳しく書いている方は見つけられませんでした。

「これは、安易に教えるべきではない」と思われるのでしょうか。

その通りだと思います。

このラストは、どうぞご自分で確かめてください。

1年後の父の姿を描いたエピローグも、心に突き刺さります。

親の立場の人が読んだなら、もしかしたら、エピローグの方がツライかもしれません。

私自身、ブルーノの父親の立場だったら、きっと大声をあげて、転げ回って泣き叫んで、いや、きっと精神か、体のどこかに異常をきたすのではないかと思います。

「これ、よんでごらん」と、YA世代に手渡す本が、また1冊増えました。

訳がバツグンに良いので、すらすらいけます。

ぜひ。

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