« 50人 90冊  | トップページ | プロポーザルってやつ »

「読みたい心を育てる」(講演内容)

「館林市こども読書活動推進計画」が策定されました。

そのからみで、29日(日曜日)に、

市立図書館にて、講演をさせていただきました。

講演の題目は、

「読みたい心を育てる
  ~読みきかせから自主読書へ

本の好きな子どもに育てるために、周りの大人は何をするべきか。

いろいろなデータから考えられること。

現在行っている読書推進と、その問題点。

保護者の出来る環境作りの例、など。

なんだかんだと、お話させていただきました。

当日は、音楽祭や、学校の行事と重なって、参加者も30人ほどとこじんまりしていましたが、アットホームな感じで、私としては、やりやすかったです。

内容はこんな感じです。

1)「読書離れ」と言われる根拠

  • 学校読書調査とPISA
  • 行政の動きと、主な取り組み

2)なぜ「読書」が大切と言われるのか

  • 想像力はコミュニケーション能力を培う
  • 「窓」としての役割(知識を入れる/心を外へ)

3)本が読めない理由とは
  
 (不読者・本が苦手な子どもについての分析)

  • 「読みたい本がない」の裏側
  • 「想像するのがめんどう」について
  • 「空想系」の本が苦手な子どもも多い
  • 読書は「山登り」である

4)子どもを本好きにするために、大人がやるべきこと

  • 「本の世界がここにある」と見せること
  • 本に対する信頼をもたせる
  • 目指すゴールは、「あたりまえに本がある」
  • 読書環境を整える色々な方法

5)アプローチの方法について

  • ブックスタート/読みきかせ/ブックトーク
    ブックウォーク/アニマシオン/読書会

   (朗読の実演/「エパミナンダス」) 

   (ブックトークの実演/テーマ「チョコレート」)

          

こんな感じです。

なんとか無事に終わって、ほっとしています

|

« 50人 90冊  | トップページ | プロポーザルってやつ »

読書推進」カテゴリの記事

コメント

 お疲れ様でした。対象者はどのような方達でしたか?
 私も、受講できたらなぁ。。。。。
 私の自治体でも読書推進計画が策定されつつあります。でも、それに伴っての講演会開催という方向には来てません。発想の転換が欲しいところです。

投稿: クリクター | 2009年12月 1日 (火) 13:06

お疲れさまでした~
一歩一歩、頑張るしかないんだなあ。そして、自分の向いている方向は(たぶん)間違ってないと、再確認できた研修でした。良かった~。
ハリーさん、ありがとう。そして、次もすぐですねインフルエンザに気をつけて!!・・・O楽は猛威をふるっています~

投稿: ぷにょ。 | 2009年12月 1日 (火) 19:00

クリクターさんへ:
市の広報紙に載せたので、関心のある方ならどなたでも、といった感じです。
ふたをあけてみると、読みきかせボランティアさん、学校司書さん、朗読活動をされている方、なんとT中の保護者が何名か、(生徒も一人!)あとは、小さい子どもを持つお母さん。こんな感じだったでしょうか。

よし!私がクリクターさんちに行きまして、おいしいご飯をごちそうになりつつ、おはなしをいたしましょう~~。な~んちゃって!
I市が私を呼んでくれるのが一番だけどね。(ムリムリ!)

4日の金曜日は、隣町の小学校の家庭教育学級でおはなしをします。(1年生の保護者対象)
「おこだでませんように」を読みきかせして、保護者を号泣させようかなぁ~…なぁんて、腹黒いことを考えています。うひひひひ。

そうそう、クリクターさん!『自分の身体で実験したい~命がけの科学者列伝』のレビューが届きました。「ムリですぅ~」って逃げた例の1年男子が、図書室のはじっこの席で、背中を丸めて一生懸命書いてくれたんです。うれしかったなぁ。とてもイイ文章です。冊子がお手に渡ったら、ぜひその子の文章を読んでやってください。

投稿: harry | 2009年12月 2日 (水) 22:01

ぷにょ。さんへ

29日は来てくれてありがとうございました!
知っている顔が見えただけで、とってもホッとした気分になりましたよ。心強かったです
実は、レジュメの 4)•読書環境を整える色々な方法 を説明し忘れてしまいました。
クラスで学級文庫を置くとか、図書館で本を借りるときは、リアル系・空想系の2種を借りる、とか、小学生新聞は、安くってすぐれものとか、本屋へ行ったら子どもが欲しいと言った本は文句を言わずに買ってやるとか。

けっこう大事な部分だったのに、「ブックトーク」の実演が気になって、すっとばしてしまって…。ありゃりゃ~です
講演は何度やっても完璧にはいきませんねぇ。

投稿: harry | 2009年12月 2日 (水) 22:08

講座は好評でしたね。
ハリーさんのファンが私の近くにも新しくできましたよ(^o^)\/
参加者の反応もよく、講座を開いて良かったですねと皆で確認しました。
本当にありがとうございました(^-^ゞ

投稿: まあさん | 2009年12月 3日 (木) 12:44

まあさんへ:

参加者のアンケートに表紙をつけて綴ってくださって感謝です。
ブックトークはいかがでしたか?
大人向きのブックトークは、幅広く選書出来るし、愛だの不倫だのも入れられるから、楽しいです。
「リアル本2009」の原稿で、昨日2作品の駆け込み持ち込みがありました。
これがスゴイ!プロ顔負けです。
結局51人93作品となりました。
読み応えあるよ。
来年早々のお渡しとなります。待っててね。
これなら他の市町村の図書館訪問時に、立派な手みやげとして使えること間違いなしです。

投稿: harry | 2009年12月 4日 (金) 08:41

はじめまして(?)
中学校図書室には全く縁がない私ですが、JRACつながりからいつも読ませていただいております。
みなさんのコメントも楽しいですし、ハリーさんのお返事も軽妙で楽しませていただいております。今回の講演のプログラムが素晴らしく近ければ、聞きたかったなーって思います。
1~5までに分けた内容の骨子を印刷させていただいてしまいました。これらはどんな年齢にも当てはまることばかりだと思います。
私に講演の予定などあるはずはないので、ただノートにしっかり貼り付けておくだけです。
お許しくださいませ。
これからも、ハリーさんを慕う中坊(この言葉知りませんでした)のために頑張ってください。
将来、館林出身の新進気鋭の作家が誕生するかも。。ですよ~。

投稿: ayaya | 2009年12月14日 (月) 21:12

ayayaさま
コメントありがとうございます。
講演の内容ですが、山崎慶子師匠をはじめ、脇明子氏、さくまゆみこ氏、松岡享子氏、そして赤木かん子氏などなど、高名な方の著書の中から、自分でナットクした部分をつなぎ合わせて構成しています。
なので、もしお聞きになったとしたら、「あら、これ、あの本に書いてあったことみたい」な~んて思われることでしょう。

講演内容は、文章化してありますので、もしお入り用ならメールで送ることも可能です。お声かけくださいね。
お友達の司書さんにもよろしくお伝えください

>将来、館林出身の新進気鋭の作家が誕生するかも。。ですよ~。

ほんと!そうなったら私は「恩師」ってヤツになるのなぁ。
ベストセラー作家になったら、なんかごちそうしてもらえるかなぁ。
…うう、いやしさ満開ですな、まったく!

投稿: harry | 2009年12月14日 (月) 23:10

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「読みたい心を育てる」(講演内容):

« 50人 90冊  | トップページ | プロポーザルってやつ »