世界史の授業中に涙
うちの長男(高2)は、
とても情にもろい人間です。
男同士の友情とか、めっぽう弱い。
(年寄り、動物、子どもモノの映画も、グッと来てしまうらしい)
その彼の話曰く、
今日の世界史の時間さぁ、退屈だったから、(電子)辞書で古語の勉強(内職)してたんだよ。
そしたらさ、
「深草の 野辺の桜し 心あらば
今年ばかりは 墨染めに咲け」
この句が出てきてさぁ。
「咲け」とかカッコイイから、歌の意味を調べたんだよねぇ。
そしたらさ、
友達の死を悼む句だったんだよねぇ。
なんかグッときちゃって、泣きそうになっちゃってさ。
その時にさ、
世界史の先生に指されちゃって
「は?」って言っちゃって。
いや~、やばかったわ。
*****
情緒深いのもいいが、
授業はちゃんと聞いてもらいたいです。
それにしても、
この句で泣きそうになるのなら
「雨月物語」の”菊花の契り”を読んだら、
どうなっちゃうの?
トイレにでも置いておくかな、「雨月」の文庫本。
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コメント
追加の話
「墨染め」に魂を射抜かれた長男。
「ほととぎす」も好きらしい。
ダンナより借りた「古今和歌集」をめくって
「おお~!ほととぎすが降臨した!」と騒いでいます。(ダンナは国語の先生です)
なんで「降臨」?
カードゲームじゃあるまいしね。
投稿: harry | 2010年1月21日 (木) 09:23