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2010年5月

お金がないなら作ってしまえ!

新着図書を展示する棚が欲しくて、図書館用品のカタログを見ていたら、

アクリルで出来た展示スタンドを見つけました。(【彩ふく】のカタログより)

Photo_2

でも、13650円もする!

そこで、用務員さんに頼んで作ってもらうことにしました。

なんと4日で完成!

それがコレです!

2

どうでしょう???

ちなみに左右の板は、学校の机の天板なんです。

用務員のUさん!あなたは天才です!!!

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朝日新聞に載ったのはコレ

友人のあそびっこさんからのリクエストにお応えして…。

5/17付の朝日新聞「声」欄に載った文章を紹介します。

新聞社への投稿は、他のメディアへ二重投稿できないため、

こちらへアップしませんでした。

でも、もう朝日に載っちゃったから大丈夫。

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『選んだ本、どうか「アタリ」に…』

「この本、いくらですか」と声を掛けてきたのは中学1年生くらいの女の子。手には4つ折の千円札。GWに上野公園で催されたチャリティー・ブック・フェスティバルでのことだ。2割引きで新刊の本が買えるとあって、毎年多くの人でにぎわう。
 

私は中高生対象の本を集めた販売テントでお手伝い。活気あふれる会場で、お客さんと本の話をするのは楽しい。冒頭の彼女が指した本は1600円で2割引きでも買えない。彼女は唇をぎゅっと引き締め、いかにも残念そうだ。

 彼女は立ち去らず別の本を手にして眺め始めた。何て真剣な目。何か読みたい、本が欲しいという気持ちがあふれている。ステキな本を読ませてあげたいと、スタッフみんなで千円で買える本を探した。彼女は目の前に並べられた本を長い時間かけて見比べ、「これにします」と冒険ファンタジーを選んだ。私はホッとし、その本が「アタリ」でありますようにと願った。

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投稿が載った翌々日、1本の電話がかかってきました。

東京で校正の仕事をされている男の方からです。

これを読んで、私と話をしてみたくなったそうです。

この方は、ネットで私の名前を検索し、市立図書館と関係が有ることを知って

市立図書館に電話をかけ、私の連絡先を聞いたそうです。

(前日に、市立図書館の職員の方から「連絡先を教えてもいいか」と私あてに電話が来ました)

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情景だけをポンと書いた文章なのに、

どこか心にひっかかってもらえたんですね。

なんだかとても嬉しく、

これからの励みになりました。

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女子の感想~好色一代男

イースト・プレスから出されている「まんがで読破」シリーズ。

古今東西の名作文学を、まんがで紹介。

けっこう原作に忠実で、マンガといえども侮れません。

うちの図書室でも新刊が出るたび、買い足しています。

生徒達にとても好評で、貸し出し回数も大。

「まんがで読破」シリーズの棚の前では、

こんな会話が…。

Aくん:「なぁ、この中でどれがおもしろい?」

Bくん:「そうだなぁ、ダンテの『神曲』は、なかなかいいよ~」

Cくん:「オレは、『ファウスト』だな」

Dくん:「”美しい時よ、止まれ!”だろ?オレも好きだな。」

おお!なんて高尚な

マンガだってOKですよね。

知らないよりはずっといい。

      *****

中学生には早いかな…と思いつつ、

『好色一代男 も入れてしまいました。

最初に手にとったのは、3年生の女子・Nさん(図書室のエースです)

返却に来た時に、聞いてみました。

私:「ねぇ、その本、どう思った?」

Nさん:「う~ん、男の人よ、ごくろーさん…って感じ」

スゴイ!

中3ですよ。

達観  してますよ!

みなさん、イマドキの女子はこんな感じなのさ

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図書室と調べ学習

T中では、毎年同じようなテーマで調べ学習を行っています。

この時期、1年生は「地域学習」がテーマ。

いわゆる「郷土研究」です。

T市は、城下町でもあり、観光地でもあるため

いろいろな視点から、郷土について調べていくことができます。

     *****

1グループ4,5人で、1つのテーマを持ち、

調べたことを元に、実際にその場所へ行く…という流れです。

     *****

ちゃんと調べると、けっこうおもしろいのですが、

なんと、事前学習に費やせる授業時間が2時間のみ。

(それも、2週にわたって1時間ずつ)

しかも、

5,6時間目に、5クラスが一度に動きます。

コンピュータ室と図書室を使用するため、

図書室の滞在時間は、1クラスあたり1回に約25分。

      *****

1年生は、図書資料を要領よく調べることに慣れていません。

なのに、たった25分。

書架から、必要とする図書資料をピックアップすることも、調べ学習の目的の1つなのですが、

25分では、ウロウロするだけ。

       *****

なので、

本意に反して、

該当する資料をあらかじめ抜き出し、積んでおきました。

         

なんてあわただしい。

調べ学習のある日は、台風襲来に備える心地です。

ド~ッと訪れ、ワイワイかき回して、バ~ッと引き上げる。

昨日がその日で、

放課後の私は、ヨ~ロヨロ

図書資料で調べる作業は、

身につけておくべき技能でもあります。

ネットで調べたものの裏付けを、図書資料を使って確認することは

学習する上で必ずやるべきこと。

なのに、

これじゃあ、仕方ないです。

つきつめれば、

行事の詰め込み過ぎなんですよ。

あれもこれもは、結局 身に付かないって!

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まるでマンガの一コマ…びっくり顔編

<中学図書室ドタバタ日記

3年の女子たちの一コマを紹介します。

              

放課後の図書室は、昼休みとうってかわって、とてものんびりしたムードです。

時間がゆるゆる流れている感じ。

(オルゴールのBGMでも流そうかな)

① 部活に行く前に、ちょっと気持ちを休ませたい(気合いをためる?)生徒、

② 忘れた宿題を仕上げる生徒、

③ 検定試験(漢検/英検など)の勉強をする生徒、

④ 保護者の迎えを待つ生徒、

⑤ 家に帰りたくなくて、なんとなく居座る生徒

などなど。

平均して、6,7人の生徒がいつもいます。

    *****

昨日は、③と⑤の女子がおしゃべりしていました。

私も雑務を片づけながら参戦。

この二人、クラスが違うのであまり話したことはないようでした。

授業の愚痴、修学旅行の話などひとしきり済んだ後のこと。

Aさん:「それでさぁ、カレシがさぁ…」

Bさん: 「…えっ???」

Bさん、見事なビックリ顔

どうやら彼女は、Aさんにカレシがいることを全く知らなかったようです。

目を見開き、口は「え?」のまんま。

5秒は止まってました。

Bさん:「え?え?できたん?カレシ?」

私:「あら、知らなかった?(Aさんの方を見て)いるんだよねぇ~」

Aさん:「うふふ(照れ笑い)」

B:「ダレ?いつから?え~~~~っ!」(完全にパニくってる

      *****

その後、しばらく雑談は続きましたが、

Bさんは時折

「Aにカレがいるんだぁ~。ああ…」

しかも何度も、つぶやいていました。

あのときのビックリ顔、忘れられません。

マンガの一コマだね、ホント。

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朝日新聞に載るよ

17日(月)付の朝日新聞朝刊(予定)に、

私の投稿が載ります

「声」の欄です。

GWに催された「上野の森・チャリティ・ブック・フェスタ」での出来事を書いたものです。

問いかけとか、意見とかではなく、その場の風景の描写を切り取った文章なので

コーナーの中では雰囲気が違うかも。

上手い文章ではないのであしからず。

本人が書いたものか、

出来事がねつ造でないか、

ちゃんと調べるのですねぇ。

朝日新聞の方より、

ていねいなお電話(けっこう質問があった)がありました。

お時間の有る方、17日(たぶん)の朝刊を見てね。

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恋の本ある?

<中学図書室ドタバタ日記

「センセェ~、なんかおもしろい本ない?」

一日に3,4人くらいの生徒が聞いてきます。

私:「どんなのがいいの?」

生徒:「なんでもいいよ」

私:「そうだなぁ…じゃ、これは読んだ?」

生徒:「読んでない。どんな話?」

こんな感じで会話をしながら、その子が好きそうな本を選びます。

           

しかし!

Hクンは違う。

「せんせ~、

恋の本読みたい!恋の本ある?」

大音響で叫びつつ、図書室に入ってきます。

…思春期って、そういうの恥ずかしいのでは?…

Hクンは違う。

「昨日借りたのは、今イチだった。ちょっとベタ

全然よくなかった」 (「秒速5センチメートル」/新海誠)

「これは、なかなかよかった」 (「はじまりの空」/楡井亜木子)

       

返却毎に感想を言ってくれるので、

カレの恋愛スタイルの好みがだいたいわかってきました。

昨日カレに手渡したのは、

「NO CALL NO LIFE」(壁井ユカコ)

さて、どんな感想が帰ってくるかな?

学べよ、少年!!

そして、

実際に恋せよ、少年!

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絶句…!!!みなさん解る?

みなさん、問題です!

次の言葉の意味は何でしょう。

「すくみずもえ」

昨日、図書室で3年の男子と話をしていて

この言葉を聞きました。

うむむむむ…。

これって、ヤバイでしょ~

…って、こんなの普通?

長男(高3)曰く、「オレのまわりにも結構いる、こういうのスキなヤツ」

そ、そうなの?

解った方、どうぞコメントを!

久しぶりの更新なのに、こんな話題でごめん。

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