お金がないなら作ってしまえ!
| 固定リンク
| コメント (8)
| トラックバック (0)
友人のあそびっこさんからのリクエストにお応えして…。
5/17付の朝日新聞「声」欄に載った文章を紹介します。
新聞社への投稿は、他のメディアへ二重投稿できないため、
こちらへアップしませんでした。
でも、もう朝日に載っちゃったから大丈夫。
******************
『選んだ本、どうか「アタリ」に…』
「この本、いくらですか」と声を掛けてきたのは中学1年生くらいの女の子。手には4つ折の千円札。GWに上野公園で催されたチャリティー・ブック・フェスティバルでのことだ。2割引きで新刊の本が買えるとあって、毎年多くの人でにぎわう。
私は中高生対象の本を集めた販売テントでお手伝い。活気あふれる会場で、お客さんと本の話をするのは楽しい。冒頭の彼女が指した本は1600円で2割引きでも買えない。彼女は唇をぎゅっと引き締め、いかにも残念そうだ。
彼女は立ち去らず別の本を手にして眺め始めた。何て真剣な目。何か読みたい、本が欲しいという気持ちがあふれている。ステキな本を読ませてあげたいと、スタッフみんなで千円で買える本を探した。彼女は目の前に並べられた本を長い時間かけて見比べ、「これにします」と冒険ファンタジーを選んだ。私はホッとし、その本が「アタリ」でありますようにと願った。
****************** 投稿が載った翌々日、1本の電話がかかってきました。 東京で校正の仕事をされている男の方からです。 これを読んで、私と話をしてみたくなったそうです。 この方は、ネットで私の名前を検索し、市立図書館と関係が有ることを知って 市立図書館に電話をかけ、私の連絡先を聞いたそうです。 (前日に、市立図書館の職員の方から「連絡先を教えてもいいか」と私あてに電話が来ました) ******************* 情景だけをポンと書いた文章なのに、 どこか心にひっかかってもらえたんですね。 なんだかとても嬉しく、 これからの励みになりました。
| 固定リンク
| コメント (6)
| トラックバック (0)
イースト・プレスから出されている「まんがで読破」シリーズ。
古今東西の名作文学を、まんがで紹介。
けっこう原作に忠実で、マンガといえども侮れません。
うちの図書室でも新刊が出るたび、買い足しています。
生徒達にとても好評で、貸し出し回数も大。
「まんがで読破」シリーズの棚の前では、
こんな会話が…。
Aくん:「なぁ、この中でどれがおもしろい?」
Bくん:「そうだなぁ、ダンテの『神曲』は、なかなかいいよ~」
Cくん:「オレは、『ファウスト』だな」
Dくん:「”美しい時よ、止まれ!”だろ?オレも好きだな。」
おお!なんて高尚な
マンガだってOKですよね。
知らないよりはずっといい。
*****
中学生には早いかな…と思いつつ、
『好色一代男』 も入れてしまいました。
最初に手にとったのは、3年生の女子・Nさん(図書室のエースです)
返却に来た時に、聞いてみました。
私:「ねぇ、その本、どう思った?」
Nさん:「う~ん、男の人よ、ごくろーさん…って感じ」
スゴイ!
中3ですよ。
達観 してますよ!
みなさん、イマドキの女子はこんな感じなのさ
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
T中では、毎年同じようなテーマで調べ学習を行っています。
この時期、1年生は「地域学習」がテーマ。
いわゆる「郷土研究」です。
T市は、城下町でもあり、観光地でもあるため
いろいろな視点から、郷土について調べていくことができます。
*****
1グループ4,5人で、1つのテーマを持ち、
調べたことを元に、実際にその場所へ行く…という流れです。
*****
ちゃんと調べると、けっこうおもしろいのですが、
なんと、事前学習に費やせる授業時間が2時間のみ。
(それも、2週にわたって1時間ずつ)
しかも、
5,6時間目に、5クラスが一度に動きます。
コンピュータ室と図書室を使用するため、
図書室の滞在時間は、1クラスあたり1回に約25分。
*****
1年生は、図書資料を要領よく調べることに慣れていません。
なのに、たった25分。
書架から、必要とする図書資料をピックアップすることも、調べ学習の目的の1つなのですが、
25分では、ウロウロするだけ。
*****
なので、
本意に反して、
該当する資料をあらかじめ抜き出し、積んでおきました。
なんてあわただしい。
調べ学習のある日は、台風襲来に備える心地です。
ド~ッと訪れ、ワイワイかき回して、バ~ッと引き上げる。
昨日がその日で、
放課後の私は、ヨ~ロヨロ
図書資料で調べる作業は、
身につけておくべき技能でもあります。
ネットで調べたものの裏付けを、図書資料を使って確認することは
学習する上で必ずやるべきこと。
なのに、
これじゃあ、仕方ないです。
つきつめれば、
行事の詰め込み過ぎなんですよ。
あれもこれもは、結局 身に付かないって!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
<中学図書室ドタバタ
日記
>
3年の女子たちの一コマを紹介します。
放課後の図書室は、昼休みとうってかわって、とてものんびりしたムードです。
時間がゆるゆる流れている感じ。
(オルゴールのBGMでも流そうかな)
① 部活に行く前に、ちょっと気持ちを休ませたい(気合いをためる?)生徒、
② 忘れた宿題を仕上げる生徒、
③ 検定試験(漢検/英検など)の勉強をする生徒、
④ 保護者の迎えを待つ生徒、
⑤ 家に帰りたくなくて、なんとなく居座る生徒
などなど。
平均して、6,7人の生徒がいつもいます。
*****
昨日は、③と⑤の女子がおしゃべりしていました。
私も雑務を片づけながら参戦。
この二人、クラスが違うのであまり話したことはないようでした。
授業の愚痴、修学旅行の話などひとしきり済んだ後のこと。
Aさん:「それでさぁ、カレシがさぁ…」
Bさん: 「…えっ???」
Bさん、見事なビックリ顔!
どうやら彼女は、Aさんにカレシがいることを全く知らなかったようです。
目を見開き、口は「え?」のまんま。
5秒は止まってました。
Bさん:「え?え?できたん?カレシ?」
私:「あら、知らなかった?(Aさんの方を見て)いるんだよねぇ~」
Aさん:「うふふ(照れ笑い)」
B:「ダレ?いつから?え~~~~っ!」(完全にパニくってる)
*****
その後、しばらく雑談は続きましたが、
Bさんは時折
「Aにカレがいるんだぁ~。ああ…」
しかも何度も、つぶやいていました。
あのときのビックリ顔、忘れられません。
マンガの一コマだね、ホント。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
17日(月)付の朝日新聞朝刊(予定)に、
私の投稿が載ります
「声」の欄です。
GWに催された「上野の森・チャリティ・ブック・フェスタ」での出来事を書いたものです。
問いかけとか、意見とかではなく、その場の風景の描写を切り取った文章なので
コーナーの中では雰囲気が違うかも。
上手い文章ではないのであしからず。
本人が書いたものか、
出来事がねつ造でないか、
ちゃんと調べるのですねぇ。
朝日新聞の方より、
ていねいなお電話(けっこう質問があった)がありました。
お時間の有る方、17日(たぶん)の朝刊を見てね。
| 固定リンク
| コメント (6)
| トラックバック (0)
<中学図書室ドタバタ
日記
>
「センセェ~、なんかおもしろい本ない?」
一日に3,4人くらいの生徒が聞いてきます。
私:「どんなのがいいの?」
生徒:「なんでもいいよ」
私:「そうだなぁ…じゃ、これは読んだ?」
生徒:「読んでない。どんな話?」
こんな感じで会話をしながら、その子が好きそうな本を選びます。
しかし!
Hクンは違う。
「せんせ~、
恋の本読みたい!恋の本ある?」
大音響で叫びつつ、図書室に入ってきます。
…思春期って、そういうの恥ずかしいのでは?…
Hクンは違う。
「昨日借りたのは、今イチだった。ちょっとベタ」
「全然よくなかった」 (「秒速5センチメートル」/新海誠)
「これは、なかなかよかった」 (「はじまりの空」/楡井亜木子)
返却毎に感想を言ってくれるので、
カレの恋愛スタイルの好みがだいたいわかってきました。
昨日カレに手渡したのは、
「NO CALL NO LIFE」(壁井ユカコ)
さて、どんな感想が帰ってくるかな?
学べよ、少年!!
そして、
実際に恋せよ、少年!
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
みなさん、問題です!
次の言葉の意味は何でしょう。
「すくみずもえ」
昨日、図書室で3年の男子と話をしていて
この言葉を聞きました。
うむむむむ…。
これって、ヤバイでしょ~
…って、こんなの普通?
長男(高3)曰く、「オレのまわりにも結構いる、こういうのスキなヤツ」
そ、そうなの?
解った方、どうぞコメントを!
久しぶりの更新なのに、こんな話題でごめん。
| 固定リンク
| コメント (8)
| トラックバック (0)
最近のコメント