『大人も知らない「本当の友だち」のつくり方』
(松本啓子/かなしろにゃんこ/講談社/1260円)
T中で、今一番HOTな1冊です。
図書室に入ってすぐのところに、お知らせ掲示板を置いてあるのですが、
そこへ、この本の一部(コミック部分)をコピーしてはったところ…
「この本って、図書室にあるんですか?」
「これって、借りられるんですか?」
「読みたいので、予約したいです」
こういう問い合わせが頻繁にくるようになりました。
中学生のココロにジャスト・フィットしたようですね。
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学校生活の中で、
実にありがちな場面が短いコミックで紹介され、
そのあとに4ページほどの解説が載っています。
序 章 本当のことを言ったらきらわれる?
例:貸したくないノートを貸して、と言われたら
第1章 自分のことをわかってもらおう
例:わたしはそんな子じゃないのに
第2章 「イヤ」と言いたいときの伝え方
例:なぜ「ノー」と言えないの
第3章 したいことをするのはわがままなこと?
例:だまっていたら信頼を失った
第4章 友だちのいやなところを変えてもらおう
例:頭にきて怒ったら逆ギレされた
第5章 意見対立!うまく話し合うには
例:やりたいことが違う
第6章 タイプが違う子ともなかよくなれる
例:これっていじめ?
第7章 大切な友だちが悩んでいたら
例:友だちを助けてあげたいのに
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新刊図書案内のつもりで掲示したのですが、
足を止めて、じ~っと読みふける生徒がとても多いのに気付きました。
「お!マンガが貼ってある!」と、
最初はうれしそうに読み始める生徒。
その表情が、だんだんと真剣になっていきます。
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取り上げられている場面は、本当に日常にありうることばかり。
中高生が読むと、自分のことじゃないか?と錯覚するのでは。
先生が読むと、「こんな悩みがあるの?」と参考になること間違いなしです。
入れて良かったです。
よかったら読んでみてくださいね。
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