「Silent Library Day」 の結果報告
図書室でのおしゃべりは禁止。ゆっくり本を選ぼう、ゆっくり本を読もう。
そんな趣旨で試みた「サイレント・ライブラリー・デー」
どうなったと思いますか?
ワタシ的には、予想が当たりました。(良い方と悪い方と両方です)
***
【失敗したこと】
告知不足。
・月初に出す「図書だより」とは別に、「号外」を10/25に出したものの、担任の先生によっては配布が滞ってしまい、サイレント・ライブラリー・デー当日(10/27)に配られていないクラスがあった。
・朝の打ち合わせで、図書担当の先生がサイレント・ライブラリー・デーのことを言い忘れた。
よって、「今日、図書室で何かやるの?」と聞いてきた生徒が多数いました。
…これは予想していたことでした。
先生方は忙しく、メモで渡しても忘れてしまうことが多いのです。何人にもしつこく何回も言わないとうまくいかないことはわかっていたのですが、なにせ前日が合唱祭。学校全体がてんてこまい状態。
これは完全に私が悪いです。十分予測できることでした。”まあ、大丈夫だろう”と思った(信用した)甘さが招いた事態でした。
結局、どうしたかというと…
教頭先生が給食の放送を一時ストップさせて、告知をする時間を作ってくれました。
***
【上手くいったこと】
・来室した生徒は全員ルールを守り、とても静かな時間が過ごせた。
・いつもは予鈴が鳴る前に教室へ戻る生徒がいるのだが、読書に熱中し、予鈴が鳴るまで席を立つ生徒がほとんどいなかった。
・「今度はいつやるの?」と男子生徒2人から質問が来た。「こういうの、たまにはいいと思うから、週に1日とかやれば?」と言ってくれた。
***
【問題点】
図書室ではおしゃべり出来ないと思った生徒が、図書室の廊下でたまって騒いでしまったこと。
*****
ワタシ的には、いつもの元気の良い図書館の方が、T中には合っているような気がしました。でも、1ヶ月に2、3回の実施は、教育的にはいいかなとも思いました。
今回のharryの挑戦、みなさんはどう思われましたか?
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コメント
>教頭先生が給食の放送を一時ストップさせて、告知をする時間を作ってくれました。
大切な、理解者ですね。
学校を舞台に年度内の行事を考えるとき、前年の内容変更にせよ、追加にせよ、時期があるように感じてます。私は例年2月かな
って思います。それを過ぎると一体化した行事になりにくいし、管理職が変わると引継ぎもままならない・・・
。
下手すると、その以前でも口頭で持っていった企画などは、スルーされます。
私みたいな、地域のおばちゃんだって、学校へのアプローチはかなりいろいろ考えてます
図書館の話から外れていてすみません。
と感じました。
とにかく、公立学校の学校図書館経営って、生涯教育のための図書館利用術を、もっと、もっと教るべきですよね。
harryさんの今回の企画、そのことかな
投稿: クリクター | 2010年11月 5日 (金) 07:37
クリクターさんへ:
>大切な、理解者ですね。
ありがたいことです。っていうか、私の全身から吹き出る「恐いオーラ」に、そうせざるを得なかったのかもしれまへん
また、生徒指導、体育、国語の3人の先生がさりげなく図書室を見回ってくれました。おしゃべりの子がいると、「シーだよ」と穏やかに注意してくれたり。これはとても嬉しいことでした。
地道にしつこく。
図書部門が食い込むには、この精神がすべてかもしれません。負けねえ~~~っ!!!
投稿: harry | 2010年11月 5日 (金) 23:14