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2011年9月

「月のかがく」

あの暑かった夏はどこへやら

すっかり秋となりました

中秋の名月 は過ぎてしまったけど、

とってもステキな「月の絵本」を見つけたので紹介します。

「月のかがく」 (旬報社)

国立天文大教授の渡部潤一氏による監修
絵と文は、天文関係の著作の多い漫画家のえびなみつる氏

お子さんへのファースト天文絵本として超・オススメです!

お月さまって、お子さんが興味を持つ初めての天体じゃないかな。

大きく明るい 形が変わる 

歩くと、ついてくる

この本は、月についてとてもわかりやすく解説した写真絵本です。

大人が読んでも、ものすごく楽しめます。

クレーターのこと
月が出来た方法(ジャイアントインパクト説)
月の地形
月の呼び名(上弦の月・立ち待ち月など)
アポロ11号のはなし

干潮・満潮が“月のしわざ”だということ
月食・日食などの見え方 

美しい写真と緻密な絵。
文章は本当に少なく、多くても4行程度。

1冊まるごと覚えれば、かなりの“通”になれますよ。(尊敬されちゃうよ)

ちなみに、
私の勤める科学館のプラネタリウム担当者も、
この本を絶賛しています。

読み終わったら、ぜひお月さまを見上げてみてね。

今までとはひと味違うお月見ができますよ。ホント!

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「質問絵本」はスゴイ!

五味太郎さんの「質問絵本」

まだお読みでないかたはぜひ!

子どもたちといっしょに楽しむのも、もちろん良いですが

大人相手に読むと、おもしろい現象が起きるよ、絶対!

近々とある保育園で保護者&先生向けに、読みきかせについての講座を行うのですが、

そこで教材(?)として使ってみようと思います。

結果は、またコチラで報告しますね。

さて、どんな内容かというと…

作者の五味太郎さんが投げかける「正解のない」ユニークな質問に、絵を見ながら考え、想像力をはたらかせながら答えていきます。
人の数だけ答えがある、五味太郎流「人生の教科書」。 (出版社の紹介文より)

例えばこんな具合。

女の子14人の絵が見開き2ページで描かれています。
【さて、この中で一番早く結婚しそうなのはどの子だと思います?そのわけは?】

正解なんてない。人それぞれの考えで答えを出します。

「なぜそう思うの?」「だって~だから」

ここでの答えには、その人のこれまでの経験が大きく影響すると思うのです。

子どもより大人の方が、“経験値”は大きい。

ふふふ。

その人の人生が、ちょこっと垣間見えちゃったりして!

飲み会とかで使ったら、たぶんものすご~く面白い時間が過ごせるのでは。

ぜひお試しアレ!

「質問絵本」 (五味太郎:作/ブロンズ新社)

あ!ちなみに、

先ほどの「14人の女の子」の質問。

私の答えは、下の段の左から2番目の子(ピンクのワンピースで髪を二つしばりの子)

理由は、

「アイドルをめざしてキャピキャピ派手に生きてきて、ちょっとイケメンの男の子からスキだって言われ、のぼせ上がって我を忘れ、よく考えもしないで結婚してしまった」

みなさんは?

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何て絵本だっけ???

明日は小学校での読みきかせの日。

担当は2年生です。

私とOさんの2人で1クラスを受け持ちます。

相方のOさんが「かみのうんどうかい」を読むということで、私も運動会がらみのものをと、考えていました。(読む本に多少関連があったほうが、つなぎのトークがしやすいからね)

こういうとき、私はいつも連想ゲーム方式でキーワードを探します。

運動会…かけっこ?…玉入れ?…転ぶ?…ケガ????

そうだ!たしか“かさぶた”のことを書いた絵本があったっけ!

何て言う本だっけな??

うちの長男が夏休みに感想文をかいたような…

もしかして、課題図書だったかも?

ヒザのかさぶたを、友だちにはがされて泣いた…っていうハナシだったような?!

しかも、その友だちは授業中に机の下にもぐって、主人公の男の子のかさぶたをペリっとはがしたんだよなぁ。

なんだっけ?なんだっけ???

あまりにも物忘れが激しくて、市立図書館の司書さんに聞きました。

司書さん:たぶん、「かさぶたくん」ですよ。かがくのとものヤツ。

私:友だちにかさぶたをはがされるハナシですよ?

司書さん:でも、課題図書ならその本しかないですよ。

私:う~ん、“かさぶたくん”じゃないんだよなぁ…。

しばらくして、思い出しました。

友だちにかさぶたをはがされるハナシは、うちの長男の実体験でした。

現実と物語がいっしょくたになってしまっていました。

ボケのはじまりですかね。

お恥ずかしい

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