「はやぶさものがたり」
小惑星探査機「はやぶさ」が絵本になりました!
天文ファンでなくても、小さいお子さんでも、
この絵本1冊で、「はやぶさ」がどんなものかバッチリ理解できます。
知っておきたい最低限のことが、実にうまく書かれているんですよ。
特にすごいなと感じたのは、
プラネタリウム上映での全天周映画「HAYABUSA~BACK TO THE EARTH」や、
竹内結子主演の映画「はやぶさ/HAYABUSA」にも、なぜか登場しなかった“探査ロボット・ミネルバ”が
この絵本にはちゃ~んとのっているんです。(しかも、とってもかわいいキャラで
そのほかにも
イトカワへの1度目のタッチダウンができなかったこと。
地球との通信が途絶えてしまったこと。
エネルギーもほとんどなくなり、ボロボロの状態で飛行していることなどなど。
太陽のエネルギーも使っていることもわかります(太陽電池パドル)
(イオンエンジンの説明はありません)
私が一番気に入ったのは、地球を「お父さん」とみなしているところです。
そのとき 地球のお父さんの声が きこえた。
「はやぶさ!こっちだ!こっちへおいで」
宇宙のひみつがつまったカプセルを、お父さんに投げ渡す場面。
そして、燃え尽きる場面。
…胸にグッときます。
「おかえり、はやぶさ」
「ただいま、お父さん」
今日、この本を6年生に読み聞かせをしてきました。
高学年なので、
ところどころに、短い説明を入れ込んでみました。
たとえば、
イトカワに到着する場面では、「地球を出発して2年半のことだよ」とか
通信が途絶えた場面では、「6週間も迷子になっていたんだよ」とか。
絵的には高学年が見るにはちょっと幼いような気がして心配でしたが、
6年生諸君は、ホントに真剣に聞いてくれました。
トラブルがあってもあきらめない!
日本人が成し遂げた偉業!
この絵本から伝わればいいな。
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コメント
今日は娘の学年での読み聞かせ会でした
私は司会

どの学年のグループも、いつもは我が子の学年のみの会ですが、11月は【おはなしのとびら】と銘打って、他の学年の子どももウェルカムしたりされたりします
私たちが読んだ本は『ワンガリの平和の木』と『へんしんとびばこ』の二冊
ワンガリ・マータイさんについての絵本は三冊ありますが、今回は低学年の子どもにも楽しんでもらえるものをチョイスしました
12月は読み聞かせの他に、ハンドベル演奏もする予定です
『はやぶさものがたり』入手しました
宇宙飛行士の古川さんも無事帰還したのばかりなので、子どもたちにお披露目するのは今が旬…誰か遊びに来ないかなぁ〜
投稿: かしこくないモリー | 2011年11月22日 (火) 22:26
モリーさんへ:
私の次男坊は高学年になると、自分のいるクラスに私が読み聞かせに行くことをとっても嫌がっていましたっけ。行くと、目も合わさずずっとそっぽを向いていました。恥ずかしかったのでしょうね。今となっては懐かしい思い出になりました。
『はやぶさものがたり』読んでくださったのですね。ありがとうございます。「旬」って大事ですよね。興味倍増ですもの。宇宙への興味が広がるといいなあ。
投稿: harry | 2011年12月 1日 (木) 22:20
私の息子も(高1)高学年頃から学校では目を合わせてくれなくなりました
」って言うくせに

家では「ママ〜
高学年での読み聞かせ…

迷惑オーラを出している子がいることも事実なのですが、卒業まであと僅かなので【おせっかいオバサン】通させていただきます
来春から、【おせっかいパワー
】と【膨大な絵本
】どうしたらいいのでしょうかね〜
投稿: かしこくないモリー | 2011年12月 2日 (金) 20:58