本紹介

「こどもに本を買ってあげる前に読む本」に大共感しました!

『子どもに本を買ってあげる前に読む本』
       ~現代子どもの本事情~
                   (赤木かん子:ポプラ社)

全国の学校図書館司書さんは、読んだ方がいいです!!

迷いが吹き飛びます。

ああ、やっぱりそうだよ、私だけが思っていたんじゃないよ…と共感すること間違いなしです。

昔、文学少女、文学少年だった学校司書さんや、読みきかせボランティアの人は、絶対読んだ方がいい。

学校図書館の中で生徒とやりとりをして、あれ?なぜ?と思うことがよくありました。

私なりに、そのことに関して分析をしていましたが、

本書には、全く、まるっと、完全に、同じ考えが出ていました。

読みながら、「そうなんだよ、ホント、そのとーりだよ」と叫んだほどです。

内容については、後日、きちんと紹介したいと思います。

今回は、目次を載せておくので、だいたいの内容を察してください。

第一章:本を読みなさい、と子どもにいう前に。
 
二章:昔の本が読めなくなるおもな理由は?
  三章:1998年のビッグバン
 
四章:子どもの本のミステリー事情と、古典となったSF
  五章:マンガ抜きには語れません
 
六章:少女小説はたのしい

本の装丁についても、第2章に載ってます。うひゃひゃです。

今日は、私の迷いがぶっ飛んで、すご~く気分がいいです。

この本に巡り会えてよかったぁ~~。

ニキビのCM(プロアクティブ)じゃなくけど、「もう、迷わない!」って気分。

「お客様の皮膚感覚にあわせて図書館を構築すること」

これだよ、これ。

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「スカイ・クロラ」を読みました

「スカイ・クロラ」(The Sky Crawlers)/森博嗣

気になって、購入したものの、なかなか読む気にならなかった本でした。

日曜日にやっと読了。

感想は…一言でいうと、「散華」

*****

注意深く読まないと、なんのことやら、わからないところがいっぱいです。

戦争のない、完全な平和の世の中で、

「平和であることを実感するために」

ショーとしての戦争が、空の上で行われる。

そこでは実際に戦い、傷つき、死んでいく兵士がいる。

「戦う見せ物」として、空に飛び立つ兵士たちは、思春期の姿のまま成長しない存在。

キルドレ

(この先はネタバレになります。反転で読んでね)

彼らは実はクローン。戦死した兵士のテクニックを受け継がせ、

ショーをおもしろく、永遠に続くようにし向けているのだ。

主人公の「ユーヒチ」も、だれかのクローン。

しかし、本人達はそれを自覚していない。

とぎれとぎれの記憶。

毎日、何も考えず、戦闘機に乗って、戦いに飛び立っていくのだ。

…私を殺して。このままじゃいつまでたっても終わらない。

永遠とも言える「生と死のループ」の中で、もがきつづけるキルドレの思い。

*****

去年の夏に映画化されましたが、

映画と原作では、ラストの描き方が大きく違います。

ワタシ的には、

原作の方が良いなぁと思いました。

ネット上に、まだ「スカイクロラ公式HP」が残っているので、

その中の「予告動画」を見て頂くと、http://sky.crawlers.jp/tsushin/だいたいのあらすじがわかります。

*****

好きかキライか、分かれる作品だなぁ。

私は、2回読んで、今3回目を読んで、やっとやっと、全体像が立ち上がってきたところです。

まだ、好きかキライかはっきりしませんねぇ。

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山下明生さんが直接!

「遠めがねの海」
        (山下明生:文/村上康成:絵/アリス館)

この本の書評を書いています。

11/29に受けた「本の紹介文を書いてみよう 児童書編」講座の宿題なんです。

2/7(土)に、その講評が行われます。

そして、な・なんと!

その席に、作者である山下明生さんが、ゲストでお見えになるとのこと

本人を目の前にして、自分のへたくそな文章が露わに…。

うわ~~~~ッ!プレッシャ~~~wobbly

宿題の提出期限は16日。

書けば書くほど、ヘンテコになっていく。

しんどいです。

名誉なことなんだけどね。

重圧に、走り回りたくなります…horsehorse

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「容疑者Xの献身」 原作読みました

「容疑者Xの献身」(東野圭吾:著)を読みました。

湯川によって、トリックが解明される場面。

私は、まばたきが出来ませんでした。

えっ?どういうこと?と、一瞬思考が止まった後、絡まった糸がものすごいスピードでほどけていくような気持ちになりました。

糸巻きが高速回転をして、巻き付いていく音がするような感じ。

そういうことだったのか。

読みながら、違和感を感じた部分がいくつかあったのですが、トリックを知って、しっくりと落ちました。

「献身」

まさにこの言葉。一言で十分。

ぜーったいに映画を観るぞ。

数学者”石神”の魂を、この目で見たいのです。表情やしぐさでどれくらい表現しているのか、とても興味があります。

ホントに、切ないラストなんです。

胸が張り裂けんばかりの痛み、文章から伝わってきました。

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「あなたのたいせつなものはなんですか?」

「あなたのたいせつなものはなんですか?…カンボジアより」       (山本敏晴・写真と文/小学館)

「国境なき医師団」の医師で、写真家でもある山本氏による写真絵本です。

カンボジアの小学校で「あなたの大切なものを描いてください」と呼びかけます。

掲げられた画用紙には、家・牛・仏さま・学校等々。

戦争や地雷の絵を描き、それらを無くすことが大切だと説明する子もいます。

貧しい生活を送りながらも、輝くような笑顔を見せるカンボジアの子どもたち。

その澄んだ瞳を守るのは大人の責務です。

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「やまのおふろやさん」

「やまのおふろやさん」 (とよたかずひこ・作)

みなさん、こんにちは!

温泉レポーターのハリーです。

きょうは動物たちの間で、ひそかなブームとなっている「カモシカ山温泉」にやってきました。ポコポコといい音をたててお湯が湧き出しています。

おサルさん一家がやってきました。みんなでドブーンとつかっています。

とても気持ちよさそうですねぇ。

次にやってきたのは…なんと、雪だるまさん一家です。

お湯に入って大丈夫なんでしょうか?溶けちゃいますよ。

ねぇ、大丈夫なの?

ああっ!!

続きが気になる方はぜひ。

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新着図書 パート2

<中学図書室ドタバタ日記>

市より「図書購入費」が提示されました。ほっと一息です。

さっそく書店へGO。今回購入した本は次のとおりです。

「ぼくらの心霊スポット」(あさのあつこ)
        :ちょっと古いが子どもが飛びつきそうだから。
「心霊探偵八雲 2」(神永学)
        :前回、1を入れたら超人気だったので。
「スイッチを押すとき」 (山田悠介)
        :うちの長男が「山田の中ではまとも」と言ったので。

「8.1」 (山田悠介) 
        :短編集なので、本が苦手な子もいけるかもと思って入れたけど、実際に読んでみるとあんまりイイ出来じゃないかも。
「削除ボーイズ0326」 (方波見大志)
        :ポプラ小説大賞で賞金一千万円の作品。単純に私が読みたかったから。

「こどもたちへ」 (水谷修)
    :夜回り先生の本がうちの中学でけっこう読まれているので。
「またまたへんないきもの」 (早川いくを)
      :本嫌いの子へ。せめて絵を見てくれな。

「ランナー」 (あさのあつこ)
        :「バッテリー」よりもスゴイ!と言えば子どもが読みそうだし、何より私が読みたかったから。

「みんなのなやみ」「こどものためのドラッグ大全」 (理論社)
       :前から入れようと思っていたので。中学生にはちょうどいいんじゃないかな。

「タイムカプセル」 (折原一) 
     :理論社の「ミステリーYA!」シリーズ。中3が主人公で、”10年前に埋めたタイムカプセル”なんていうキーワードも興味をひきそうだから。
「満ち潮の時、彼女は」 (早見祐司)
        :これも「ミステリーYA!」より。表紙がキレイ。内容も「学園ホラー」という中学生女子がいかにも読みたそうな感じだから。

「世界を見る目が変わる50の事実」 (J・ウィリアムス) 
        :「世界がもし100人の村だったら」の系統をひく社会科関連の本。絵も字もはっきりくっきり。短くてわかりやい。

「おもしろい話が読みたい 青龍編・白虎編」 :朝読書向き。

            *****

今、図書室の展示は 「アナタはイヌ派?ねこ派?動物が主人公の本」をやっています。

来週からは、「夏休みの宿題対策・感想文にうってつけの本特集」の予定。

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やられた…!!

「表紙の色づかいのキュートさ」&「タイトルのおもしろさ」にひかれ、手に取りました。

ほのぼの系のコメディっぽいものかと勝手に思って読みました。

中盤あたりまでは、ほのぼのしていたのですが……。

後半に入り、とんでもなくスゴイ展開となってきたのです。

これって、ぜんぜん ほのぼのじゃないじゃん。
表紙にだまされた!!

そんな思いでいっぱいになりました。

読み終わって、表紙をもう一度。

あっ!

主人公のまゆげ。

これが、ストーリーのすべてを語ってたとは!

                     ******

私は 「お値下げ品」ワゴンが大好きですけど、その中の缶詰は絶対に買わないと誓いました。なぜかって? それは、この本を読んだら納得するよ。

 「ラベルのない缶詰をめぐる冒険」 (アレックス・シアラー/竹書房)

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「おとしもの しちゃた」 (中山千夏)

警察が調べた最近の落とし物ランキング。

1位は「傘」、2位は「財布」、3位は…「携帯電話」だそうです。

           ************

「おとしもの しちゃた」 (中山千夏・作/長新太・絵/自由国民社)

 シャキット町のサッサさんは片づけ魔。
 ちらかっているのが大キライ。

 手当たり次第に片づけていたある日、
 たいへんなものを落としちゃった。

    「こまたなぁ、こまたなぁ。
     リュクにもない。ポケトにもない!」

 サッサさんは何を落としたのかな?
   (上のセリフを声に出して読んでごらん)

 そう、小さい「っ」の字を落としたの。

 「っ」の字を探して、いろんな人と話をするけれど…。

      ************

普段、全く意識していない「っ」だけど、日本語に無くてはならない音なんですね。

言葉のおもしろさを確認できる楽しい1冊です。

読み聞かせにぜひ。

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「おじいさんのえんぴつ」(M・フォアマン)

新学期に向け、文房具が出てくる本を探していて巡り会った1冊です。

文字数の多い絵本が最近増えてきていますが、

「絵+文」がかみ合ってこそ【絵本】。

ムダのない文章。ここまでそぎ落とせるのは絵に力があるからでしょう。

30頁の絵本が長編の映画を観ているかのように思えました。

      *****

1本のえんぴつが夜中に語り始める。自分がこの家に来たときの事を。

えんぴつは、そばにあった紙切れに、自分の生まれたときのこと(森の奥で木として立っていた)や、どうやってこの家に来たのかを記していった。

やがて、えんぴつの姿を黙って見ていた紙切れが、自分の故郷の思い出を話し始めた。続いて、テーブルもドアも。

床板はガラガラ声でこんな話をした。

「俺たちは、この家の床板になる前は、立派な船だったんだ。波にもまれて、揺れるのがうれしくてねぇ。風をすってふくらむ帆、船底にはじける波の音。ああ。もう一度、あの風を感じることができならなぁ…」

「できますとも、ほら!」 窓が突然開き、風が吹き込んで、えんぴつも紙切れも飛んでいってしまった。

風に乗った紙切れは、えんぴつ・紙・ドア・床板それぞれの物語をのせたまま、森にたどりつく。木のてっぺんにからみつく。だんだんと引き裂かれていく紙切れ。

その紙切れは、やがて鳥たちの巣作りの材料となった。鳥たちは紙切れに書いてあった物語を、ヒナに歌って聞かせる。森中に響く物語。

木から生まれた<えんぴつ・紙・ドア・床板>の思いは、今や再びふるさとへ戻ったのだ。

*****

E・カールの「ことりをすきになったやま」にちょっと似ているような気がします。

悠久。

この一言。

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